今夜遂に計画停電の憂き目に遭遇。

 今日我が家の地域「第3グループ」で18時20分から22時00分まで計画停電に入ると告知を受けていたが、待てど暮らせどなかなか真っ暗闇にならない。スタート時間経過後、折からNHKニュースで「第3グループの一部で実施された」とあり、「じゃあウチはその一部の埒外、“無罪放免”か!?」ともう早くも喜んでしまった(!)。
 いや、全地域中止かもしれないとインスタントコーヒーを飲みながら、そろそろ今日の新聞とりわけ日経と株式新聞を広げてここで綴ろうとした矢先の18時45分、この着脱式バッテリー付きPCと充電中だった我が携帯の画面を残して、ウチの全ての電気関係がシャットダウンしてしまった!!……あ〜あ、遂に来たかと苦笑いするしかなかった(!)。ウチの計画停電自体は既に2度ばかり済んでいるはずだが、何れも仕事に出ている時間帯で直接の遭遇はなかったのだ。
 この文はその停電の最中に、数時間しか持たないPCバッテリーを頼りにしての作成である。今更ながら「ハンディー蛍光灯を買っとくんだった」と後悔しきりである……せめてそれさえあれば新聞くらい読めたのに……仕方ないから、停電明け30分前まで高田みづえさんの歌のリスニングでもするしかあるまい。ただ、この暗闇の中でのみづえさんの歌は、一部に関しては不気味かもしれない(!?)。
 「あ〜っ、もお〜山川君ったら、そんなこと言うの!? どの曲の何が不気味なのよっ!?」
 「『硝子坂』から『私はピアノ』くらいまでのみづえさんらしい元気な歌はいいけど、『秋冬』その他LP・“名曲”全集のCDにある『朝の旅人』や『捨てられた子猫のように』といったシットリした歌は、この漆黒の闇の中ではどうかなって思って」
 「要はまだ推測段階? だったら聴いてみなければわからないんじゃないの!? ホラッ、そういう事態なんだったら、仕方ないなんて言ってないで黙ってリスニングに励みなさいッ!!」
 「うん、わかったよ」
 「あっ、だけどまあ新聞が読めないっていう山川君の超大切な時間が侵害されたのは同情するけど……何か昨日も『日経産業新聞は固唾をのんで読まなきゃ』って言ってたもんネ」
 何かこんな風に叱られながらも労われるかなあ……(!?)。そして『硝子坂』や『私はピアノ』、『チャイナ・ライツ』その他の曲を石油ファンヒーターも点けられない“酷寒”の中、このブログを綴りながら聴きつつジャスト2時間経過した20時45分、また何の予告もなく照明やテレビ等が“再起動”した(!)。そして直ぐさまファンヒーターもONし、酷寒状態から抜け出した。
 「フフッ、良かったじゃない……当初予定から1時間15分のサービスじゃない!? で? 『秋冬』その他の“不気味な歌”は聴いたの?」
 「ゴメン!……それはやっぱり失言でした。お詫びします」
 「わかればヨロシイ」
 「みづえさんの曲は別離系ながら元気系が多いから、その辺を聴いてたよ」
 「そう……じゃあ今日はこれでリスニングは終わるの?」
 「うん。ゴメンネ……」
 「ううん……じゃあこの次の山川君の真骨頂は何なんだろ!? 楽しみだなあ……あっ、さっき停電前に日経と株式新聞を広げて云々って言ってたから、昨日まで暴落した株式市況とかなの?」
 「まあね。じゃ、早速……」