「バフェット来日」の話はどうなった!?

 今日の日経朝刊4面(国際)左端にNYからの外電で、投資会社バークシャー・ハザウェイを率いるウォーレン・バフェット氏(80)が、新たな買収を手がける準備に入ったという記事が出ていた。26日、氏の毎年恒例という「株主への手紙」の中で、380億ドルを元に新興国を含めた買収先の検討中らしいことを匂わせる内容だったという。380億ドルは、先週末の東京外為市場の終値81円82銭だと3兆1091億円だが、当然またぞろ「ハイパー円高」復活だと円建てでの価値が目減りする。
 ところで昨春の「バフェットのお約束」は一体どうなっているのか……!? 「’10s My DataBase」にこんなのが2件ある。
 【10年5月4日】今日の日経朝刊3面(経済)に、「米国の是川銀蔵」こと(!?)かの国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本での何らかの買収に意欲を示したという記事が出ていた。
 【10年5月9日】今日発行の日経ヴェリタス第113号(9日〜15日)は案の定2大特集…「ギリシャ財政危機」と「ウォーレン・バフェットのアジアターゲット」である……(中略)「来年3月に訪印訪日。とりわけ日本は経済大国であり、10年以上先か、はたまた半年ほど先かは分からないが大型買収を手掛けたい」
 以来ずっと待ち続けているが、5月9日発行のヴェリタスによればいよいよもうすぐ来日の約束になっている。果たしてそれは一体どうなっているのか、今回の「Letter」には明記されていなかったようだ。もしくは、その後昨秋以降のハイパー円高におののいて、大事な380億ドルの虎の子を守るために勝負から逃げようというわけか……(?)