ひとまず日米金融・原油市場は落ち着いたが……

 昨日の米国市場でWTIが前日比0.8ドル安の1バレル97.28ドル、NYダウが37ドル28セント安の1万2068ドル50セントで引けた。ダウは続落だが下げ幅が大分マシになっていて、あとは月初め4日(日本時間5日未明か明け方か?)発表の2月雇用統計発表待ちで、依然不透明な中東情勢と相俟って若干の調整局面があるかもしれない。
 そして今日の東証日経平均は昨日比74円05銭高の1万0526円76銭、値上がり銘柄数1178、値下がりが356で引けて一応のマインド反転である。ただやはり中東が依然として波乱要因だろうことで、プラス、政局や米雇用統計発表を先取りする形か何かで為替や金利の動向如何で来週、なかんずく3月相場はどうにでもなろう。僕的に考え得る一番最悪なシナリオは、原油・円・金利の「ハイパートリプル高」に見舞われての3月期決算企業の土壇場での業績下方修正(予想)や減配で、3月中はそれを頭の片隅に置いとくべきだろう。