中国、春節最終日に利上げ決定!

 仕事から帰宅し、日経電子版を立ち上げ約20分遅れの円ドル相場を眺めようとしたところ、19時47分配信の中国からの外電で中国人民銀行が明日0.25%の利上げに踏み切ると出ていた。人民銀行が何時に決定したのかはわからないが、かの国の春節という「ゴールデンウィーク」前に囁かれていた通りとなった。やはりかの国も、天候不順と米国等における金融緩和に端を発した投機マネーによる穀物等の価格高騰というインフレ懸念が怖いという。こう言っては中国に怒られるかもだが、「隣の芝が青く見える」日本かもしれない(?)。
 とはいえ、仮にも既に「囁かれ済み」なのに加え利上げ幅も0.25と、1.0や1.5ならまだしも小幅だったせいか、目下の円ドル相場は82円10銭近辺、前日比30〜40銭の円高にとどまっている。どうやら織り込み済みのようで、後刻の欧米市場にもよるが、明日の東京市場も今回の中国利上げはあまり材料視されまい。