さすがに利食われた新日鉄・住金両株。

 週明けの今日の東証で、さすがに先週末の後場の流れを引き継ぐ形となり、新日鉄・住金共に下げに転じた……というか先週末金曜の後場から既に下げていたので、事実上の続落である。今日はいつもの新日本製鐵株に加えて住友金属工業株の指標もDataBase化しておきたい(!)。
 まず新日鉄……4本値315・316・306・309で4円安、出来高5954.8万株で東証第6位・5日移動平均から90万株弱乖離、株価25日移動平均乖離5.7、RSI61、PER20.4、PBR1.0、配当利回り0.97。
 次いで住金……4本値226・227・216・219で5円安、出来高9696.2万株で東証第2位・5日移動平均から約160万株乖離、株価25日移動平均乖離10.7、RSI72、PER40.6、PBR1.2、配当利回り2.28。
 新日鉄はまあまあ妥当なところだろう。唯一「PER20倍」が売り材料に見えなくもない感がある。ただ今日改めて思ったが、今後PBR0.99にでもなって1倍割れを起こしたら、その瞬間に買いが入る展開が見込まれる。新日鉄ホームページを見ると今期末予想の1株当り純資産は293.19円なので、株価が293円になったらPBR1倍割れだ。
 一方、住金はまず「PER40倍」「配当利回り2倍強」が目に付く。どちらも見事に新日鉄の倍である(!)。合併比率云々まではまだまだ話が早過ぎるものの、これも今日ツラツラ考えていたが「1:2」ないし下手したら「1:3」……もちろん「新日鉄:住金」を表すが……そんな感じだろうと、勝手ながらかつ当てずっぽうながら(?)。だから短期的にはまだまだ調整が必要かもしれず、200円スレスレもあり得よう……ただ、今期末の配当予定額は5円で、その権利日までに減配といった配当異動がない限り、もし200円ジャストまで下げたら利回りが2.5%にもなる。まあさすがにそこまで下げれば、心理的節目でもあろうし反転材料になるだろう。