高値掴みの懸念を背負って……

 案の定である……今日の東証で寄り付きから新日鉄や住金はもとより、鉄鋼株全般に買いが殺到したようで、SBI証券携帯サイトを見ると我が新日鉄株は9時半時点で買い気配で推移し、僕の昨晩の30株買い注文未約定となっていた。
 「最悪や……やはりストップ高比例配分やろか!?」……しかし10時の休憩で再確認し「30株約定済」となっていた。こうして集まった都合50株の平均取得単価は317円とも出ていて、ナンピン買いどころか高値掴みの懸念に怯えることとなった(!?)。
  結局今日の各種指標……4本値327・328・311・313で何と最近なかったか前日比26円高(!)、出来高も1億6891万1000株で東証第2位と、これまた最近になく大商い(!)、因みに1位は合併相手の住金で2億8502万9000株……株価25日移動平均乖離7.2、RSI61、PER20.7、PBR1.0、利回り0.95。
 昨日の終値が287円だったので寄り付きから一時いきなり40円も上げたわけで、ただストップ高だけは全然くらわなかったようである(?)。しかしその後は所詮寝耳に水の「ハイパー上げ材料」だったので、待ってましたと戻り待ち売りや利食い売りを浴びて、ジェットコースターの急降下よろしく今年直近の高値に落ち着いてしまったと読み取れよう。豪州の例の天候不順による原材料調達難とそのコスト高も未解決で予断を許さないので、週明けはまた300円台維持か否かといった相場展開だろう。