新日鉄株下げ材料噴出!買いへ……

 今日電車での出勤時、いつものように携帯プレーヤーで高田みづえさんの『“名曲”全集』の中の『チャイナ・ライツ』、みづえさんのラストナンバーがかかったのでそれを聴きながら(!)、最寄駅到着の直前に日経朝刊11面(企業総合)を広げたその時だった……
 「新日鉄減益とな!」……今3月期の連結経常利益が前期比19倍の2200億円程度で従来予想から約300億円下がる見通しだと出ていた。先週当ブログでも触れた鋼材値上げだが、如何せん原料高が先行していてにっちもさっちもいかない様子だという。また、南半球・豪州の大洪水も痛手で、原料炭の大半の大切な輸入元、多くの鉱山が洪水で出荷停止に追い込まれていてピンチだともいう。
 「さて、これで株価への反応は2つ考えられる。教科書通り売られて下がるか、懸念材料が1つ片付いてアク抜けしむしろ買われて上がるか……しかし仕手まがいの小型株ならともかく、こういう超一流のハイパー大型株だから、僕だったら逆張り勝負なんだが……」
 そう思いながら始業に向かったが、後刻10時の休憩で確認すると5円安の292円(!)……「教科書通り」とはこれ即ち素人の見本でもあるのだが(?)。
 「もう〜山川君ったら、イッパシのコト言っちゃってェ〜!」
 「イッパシのコトだろうとニパシのコトだろうと、これ即ちMy相場分析!…Did Mrs.Mizue understand?」
 「ハイハイ……山川君らしゅうございますねえ」
 次にモーニングスター・モバイルでの速報を見ると、シティグループ証券が今日付のリポートで、日経の記事が事実であれば株価に若干ネガティブに作用しそうで、当面新日鉄に限らず鉄鋼セクターに於いては一言で言って「原料高VS鋼材価格引き上げ」が錯綜、一進一退の展開になろうと報じていた。
 そして今日の2時間残業もそこそこに即行で飛んで帰り株式新聞Webにアクセス、今日の相場表を見るとまず4本値が294・295・288・293の4円安だった(!)……288円(9円安)まで下げていたとは、絶好の買い場だったかも(?)。しかも終値293円は奇しくも先日5株買い付けた時の価格だ(!)……出来高3330.8万株で5日移動平均より300万株低く、株価25日移動平均線乖離−1.4で少々ながら逆乖離、RSIは45、PER14.1、PBR1.0となっていた。
 そこで今夜21時半直前、ひと勝負打って出ることに決めた。明日の寄り付きで一気に15株成り行き買い出動である。唯一の不安は下げ幅が思いの他小さかったのみならず、一時290円ラインまで割り288円にもなったのに、すぐ小幅反転したことによる寄り付きからの反発だが、豪州情勢が依然不透明には変わりなさそうなので反発力は限られよう。
 「ねえ、山川君一昨日こう言って結んでたよね?……『僕的には290円台前半で押し目を入れられないかどうかを探ることになる……果たしてそれは贅沢だろうか、アッサリ実現するだろうか?』って……すごお〜い、アッサリ実現したじゃない!?」
 「まあねェ〜!!」
 「そうなると合計20株になるの?」
 「うん。明日の買い付け価格がいくら、1株いくらなのかはわからないけど、20株の総買い付け価格プラス2度の買い付け手数料合計104円……それら合計が20株の取得コストになる」
 「じゃああとは株価がいくらで儲かり出すかよね?」
 「そう。難しく言うとそれに20株を掛け算して損益分岐点を出すんだ」
 「難しく言うとったって、もお〜さっきから難しいんだってば!」
 そう言えば今年未だみづえさんが夢に出ないのは、それがいけないのか(!?)。
 「あとは話が変わるけど、わたしの歌の練習が進んでるかよね?」
 「ギクッ、それを言ってきたか……! ゴメン、年末年始から全然歌ってないや」
 「もお〜っ、あれほどサボっちゃダメって言ったでしょ!?」
 「それが先週の風邪の原因のひとつだとも思って反省してます」
 「ほらあ〜!! いくら残業と財テクと自己研鑽で追われてるからってねえ……事情はわかるけどさ、1日たった2〜3曲でもいいじゃない? 知ってると思うけどわたしの歌は時間にして3分少々が多いから、洒落じゃないけどせいぜい10分あれば十分でしょ。ねえ、キチンと練習してね」
……って、それこそ夢に出てきて叱ってくれればいいのに(!!)。