また知らない間に出来た(?)株式指数「日経中国関連株50」。
今日の日経朝刊15面(投資・財務)に、日経が開発した株式新指数「日経中国関連株50」を昨日の終値ベースで朝刊では今日から公表するという発表があった。つまり電子版では昨日既に出ていたわけか……見かけなかったが(?)……05年大発会(1月4日)を基準日・1000ポイントとし1分間隔で算出、昨日の終値は1024.14という。
後述する50銘柄の選定基準は、日経4紙(本紙・産業・MJ・ヴェリタス)における中国関連記事の各種度合い(件数や重要度など)や、採用銘柄企業の有価証券報告書の開示内容、それに株式時価総額も加味するという。「浮動株で調整した時価総額型の指数」ともいい、どうやら性質的にTOPIX(Tokyo Stock Price Index:東証株価指数)に近いようだ……さしずめ「TOPIX・CHINAバージョン」か。
また、記事ではその基準日から昨日までの6年弱の間に日経平均は10.6%下落した一方、その新指数を見ると2.4%上昇しており、コマツを筆頭に、三菱商事、ファナック、三井物産などが指数を下支えしたようだという。ともあれ折も折、日中関係がかなり微妙な中で政治・経済・文化その他の交流に少しでも支障をきたせば、即その新指数に反映され当然それらの個別銘柄にも影響が不可避といえる。
【日経中国関連株50の銘柄一覧(証券コード順)】
アサヒビール、キリンホールディングス、味の素、セブン&アイ・ホールディングス、東レ、住友化学、信越化学工業、三井化学、三菱ケミカルホールディングス、花王、資生堂、JXホールディングス、ブリヂストン、旭硝子、新日本製鉄、住友金属工業、JFEホールディングス、住友金属鉱山、住友電気工業、コマツ、日立建機、クボタ、ダイキン工業、日立製作所、東芝、三菱電機、NEC、パナソニック、シャープ、TDK、デンソー、ファナック、京セラ、村田製作所、三菱重工業、日産自動車、トヨタ自動車、ホンダ、ニコン、キヤノン、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、東京エレクトロン、住友商事、三菱商事、ユニ・チャーム、イオン、商船三井、ファーストリテイリング
まあしかしついこのあいだ何ヵ月前からだったか、「日経配当指数」なる新指数がスタートしたところである。ブッチャケあれやこれやと頭が痛い(!?)。