リニアを部分的先行開業の読売のスクープ。

 今日の読売朝刊1面左隅に、現在のリニア山梨実験線を早急に営業線に格上げの上、まずは相模原―甲府間に延長し2020年を目処に中央新幹線の部分開業するという、本来ならトップに大きく詳しくだったろうが、昨日某半島にある某国の“宣戦布告”のせいでトップスペースを奪われたから、とんだトバッチリで小さい扱いにされたであろう記事が出ていた。あとウチにある朝日・毎日・日経本紙にはなかったから、産経・東京にもなかっただろう。まあ、他の各紙は一応夕刊から追うだろうが、後々日経本紙・日経産業が詳しい囲み記事等を書いてくることもあろうし、第一着工が数年後、開業目処が10年後だから別に今からバタバタすることもあるまい。
 ただ、記事では先行開業での収入で名古屋まで5兆円台、大阪まで8兆円台という建設費の「僅かでも足し」にする狙いとあったが、開業初日からしばらく瞬間風速的に「リニアブーム」が起きるものの長くても1ヵ月で醒めてしまうだろう。この区間ではどう見てもリピーターが皆無である。それでも俗に言う「チョン行」の営業を通じて世間の評判を窺ったり問題点の発見・改善に努めるという、名古屋・大阪まで全通するまでのデモンストレーションと思えばいいのだろうが……