阪急京都線の来春5月ダイヤ改正にデビューの新特急。

 今日職場にて10時の休憩中に日経電子版携帯用で速報のテロップをツラツラ眺めていて、今朝6時13分に配信された「阪急電鉄、来春5月のダイヤ改正で大阪梅田―京都河原町間に新系統特急を追加新設」といった記事を見つけた。どうやら今日の大阪本社の日経朝刊「近畿経済」面かどこかに載っていたらしい。
 75年(昭和50年)デビュー以来丸35年の今年2月に遂に特急運用から引退した、76年度鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞し、僕的に幼い頃から京阪旧3000系(現8000系30番台)共々あこがれの名車で、もちろん引っ切りなしに乗った6300系……それを「京都テイスト」に改装し、休日主体に運行、途中十三(じゅうそう)・淡路・桂(かつら)・烏丸(からすま)に停車、現特急停車駅の茨木市高槻市長岡天神はノンストップという。淡路と桂はそれぞれ、千里線(天神橋筋6丁目以南は大阪市交・地下鉄堺筋線にも)や嵐山線に接続するから妥当なところだが、一方で四条大宮も通過とはちょっと解せない感がある。西院(さいいん)共々京福嵐山線との接続駅なのに……(?)
 ただ、それにしても僕があこがれていた当時、特急はもともと十三―四条大宮間ノンストップ、支線とのジャンクションも関西有数の高級住宅地を抱く北摂地域もひたすら通過だった……丁度京阪特急も京橋―七条間がそうだったように。そして今言った「現特急停車駅」は当時の急行停車駅(プラス西院・大宮)である。まあ京阪もそうだが、それというのもJR西の新快速とのスピード競争に事実上敗れたためで、逆に停車駅増加施策に踏み切ったのが、英断だったのか遺憾なのかは僕もまだわからない。阪急・京阪の両特急を事実上退治し、ましてや阪神・山陽の(直通)特急など全く問題にせず、95年1月17日発生の阪神大震災の後でも僅か3ヵ月でその名に違わぬスピード復活を遂げ、今や京阪神間のみならず東は琵琶湖両岸から北陸西部まで、そして西は播磨・備前地域にまで君臨し、毎日々々朝6時頃から日付が変わる真夜中までおしなべて満員の乗客すなわち「圧倒的人気」も乗せて走り回るといった大活躍を見せる、JR……いや、日本最大最強且つ世界的にも類を見ない大都市近郊電車と言っても過言ではない新快速が、確かに今やもう何物も寄せ付けない圧倒的強さなのは喜んで認めるが……