「予定通り」11月2〜3日に決行か、12月に先送りか…1日先んじて「My Outlook」。

 今日の日経朝刊9面(国際2)トップに、米連邦準備理事会(FRB)が現地時間の29日、追加金融緩和へ最終の詰めに入ったという記事が出ていた。その日発表の7〜9月期GDPは13兆2607億ドルで、前期比伸び率すなわち実質経済成長率は2.0%と1.7%だった前期を上回り二番底懸念はひとまず払拭されたが、9%台の失業率や物価低迷イコール日本型デフレへの不安が根強いという。
 ただ記事の末尾の方に、緩和の「副作用」の懸念も浮上しているともあった。先般のG20にて自国通貨高等に喘ぐ新興国からの批判があり、あまりのドル安から一部商品市況が堅調に過ぎて企業収益を圧迫されているという。そんなことで、いよいよ4〜5日後に迫った連邦公開市場委員会(FOMC)での議論が紛糾すれば一転、結論を12月に先送りしかねまいという。
 さてそこで……明日例によって日経朝刊(レビュー&プレビュー面)にて「アウトルック」が載るし、日経ヴェリタスも出るが、いっちょ僕が半日先んじて「マイ アウトルック」を書いてみたい(!)。24日のアウトルックもズバリ的中だったのを称えつつ……もっとも日経のようにああ長くは書けないが(?)
 円ドルでは1ドル80円の声を聞くとまだやはり円の上値は重いか。史上最高値79円75銭の更新は早晩あることはあるのだが、11月第一週はまだいくらなんでも時期尚早、80円台の値固めという土台をシッカリ築き上げてからだろう。それに仮にFRBが遂に追加緩和を決行したとしても、その規模自体云々は多々あるにせよ待望の材料出尽くしということで、今まで織り込んで来た分の円安ドル高に反転の可能性はあろう。
 言わば「僕のANNECS」が「日経のEDISON21」に挑戦状……「新旧システム」の対決……というわけでもないが(?)、こういった「VS日経のガチバトル」もまた日経を読む醍醐味でもあるわけだ。