そして僕より半日遅れの(?)「市場アウトルック」。

 今日の日経朝刊8面(レビュー&プレビュー)の「市場アウトルック・為替の巻」(?)で、今週の円相場は米国の追加金融緩和をだいぶ織り込んだことから反落見通しが大勢、されどやはり数日後のFRBの追加金融緩和決行への思惑から投機的円買いもなきにしもあらずと、市場の予想レンジとして1ドル79〜82円だと出ていた。米では2日の中間選挙は然ることながら週末5日に10月雇用統計の発表もあり、雇用情勢の回復基調が見られた上でのドル買いもあり得る。また、日銀は表向き否定したが先週、11月中旬を予定していた金融政策決定会合を今週末に前倒ししたのが、米FRB・FOMCの動向に機敏に対応するためなのは明らかで、そういったことも円高歯止めのマインド面的効果があるだろうともあった。
 僕は昨日、ジャスト80円ライン突破までは流石にまだ時期尚早としたが、米の追加緩和をだいぶ織り込んだからそろそろ反落の番だという点では一致したようで、「勝負」の分かれ目は80円ラインのキープかブレイクか、15年振りに79円の声を聞くか否かにかかっていよう。