JR東海、今期中間好決算だが…

 今日の日経朝刊14面(投資・財務1)に、昨日JR東海が発表した10年度上期(4〜9月期)の連結決算で、売上高7482億円、純利益882億円……部門別で鉄道中心の運輸が3%増(うち新幹線が4%増)、JR名古屋高島屋に代表される流通が3%増になったと出ていた。特に東海道新幹線に関しては08年リーマンショックからの経済情勢の回復に加え、昨年の「新型インフルショック」からの立ち直りも寄与したという。
 「あのさ、難しくて大事な話中ちょっとゴメンだけど、それって山川君のおかげ大じゃないの?」
 「……おっと〜、みづえさん居なすったんで!?」
 「居なすったわよ?山川君のデスクの“傍ら”にずっと」
 「そうでしたそうでした」
 「あ〜っ、自分でそうしといてシカトなんて、いくら大事な話中とはいえヒドくな〜い?」
 「めんごめんご……で?僕のおかげって何が?」
 「山川君、春先から盆過ぎまでかなり新幹線に乗ってたじゃない? 大阪まで何往復したの?」
 「あっ!そういえば生まれて初めてかも……いや相当だよ……」
 「ほらあ〜」
 「まず大阪で初めて他人にカラオケで高田みづえメドレーを披露した(!)5月22・23日」
 「あの節はありがとお〜っ!」
 「いや、お粗末千万で恐縮です……」
 「あ〜ん聴きたかったなあ〜っ!!女殺しのフェミニストでちょっぴりエッチな山川君が歌うわたしの歌!」
 「あなたの前であなたの歌を歌う命知らずはそうそういませんよ」
 「フフッ、もお〜!!」
 「まああと見に行かなかったとはいえ天神祭を挟んだ7月24〜26日、その次週を含め真緑に塗りたくった京阪ミュージアムトレインを見に行った7月31日・8月1日、22・23日……だから都合4往復かァ〜……まあ在来線青春18併用での区間利用もあったけどね」
 「とにかく総額にして?」
 「ざっと9万。されどたった9万……まあ、東阪間フル区間、のぞみ・ひかりの車内でざっと2〜3時間フルタイム、みづえさん(プラス奈保子姉)の歌聞きまくりのすけ……いや、ぶっ通しでリスニングした“効果”でしょう? そう考えるとみづえさんのおかげでもあるよ」
 「だとウレシイけどね……さあ〜、あとは鹿児島まで新幹線がつながって、いつか山川君がわたしをエスコートしてくれたら完璧だぜ!」
 「うっ!……結局薬局そこへ行くわけね?」
 「ったりめ〜じゃん!?JR東海のみならず、西日本、九州も巻き込んで…だもんネ。じゃあゴメン、お邪魔しました。山川君の大事なフィールドの難しい話続けて下さい」
 立つ鳥跡を濁さずというが、さすが性格美人(!)…まあ、そんなみづえさんの「物言い」も欲しい夢なんだが(??)、ともかくこれによって、11年3月期通期の売上高見込みは1兆4820億円と前期比微減されど従来予想より250億円上回り、純利益は1120億円で従来予想の950億円から150億円上方修正した。
 更にこのことと例のリニア、そして最近の株価に関連して、今日の日経産業新聞最終24面のやや大きめの囲み記事「Market Zoom」でもレポートされていた。丁度あの猛暑の間70万円近辺で推移していた株価が9月中旬から下落、10月21日には一時59万1000円の年初来安値を付けたが、その日発表になったリニアのルート3候補から案の定「一直線」が選ばれたということにもかかわらず、「『ゆくゆく増資するんじゃないか』との噂が市場に流布しているようだ」(JR東海幹部)との思惑があったという。それは翌日22日に僕も日経朝刊マーケット面を見ながらここで書いたが、今もって不可解極まりない……
 JR東海は一昨日26日、リニア資金について原則銀行借り入れと社債で調達することを改めて表明し、増資云々を明確に否定している。それに株価指標を見るとPERが約13倍と、JR東の約14倍と同等で割高感がなく、「東海道新幹線の収益回復傾向があり、株価の割安感は明らか」という声もある。だからその年初来安値の日に売り出動に出た投資家の、単なる早合点的過剰反応にしか到底思えない。