遅ればせながら想定レートの見直し。

 今日の日経朝刊1面に、主だった企業が今年度下期の社内の想定為替レートを従来より円高方向に見直しているという記事が出ていた。
 まあそれにしても、どこもかしこも従来レートの見積もりの甘過ぎることこの上ない。その6社の表も出ていたが、ソニーコマツ、JFE、三菱ケミカルHD辺りなど1ドル89〜90円のつもりでいたという。のみならず、見直しといっても5円程度の円高方向、つまりせいぜい85円近辺に過ぎない水準でお茶を濁そうとしている。
 最早「いつか来た道」79円ないしそれ以上の史上最高値をも窺おうという勢いも囁かれる中で、何とも暢気なものだと思うのは日本中で僕だけか…?