「来年もう1紙追加」の一人検討会。

 今日午後から地元図書館へ読売・東京、(そして一応)産経の各紙を読みに訪れた。そこではあと無論、朝日・毎日・日経の各紙もあり、これも無論ウチでとっているのでここではNo Thank Youである。ただ一般家庭では馴染みが超薄いせいで日刊工業まではさすがになく、しかし図書館だからこそ日刊工業も欲しいところである。僕のようにタダで読みたがっている人は意外に多い(?)と思うので、近いうちに一度理由付きで要望を伝えてみたい。もっともタダといっても直接的にはであって、間接的には住民税で賄われているから……でも住民1人当たりだと、図書館での日刊工業の購読料くらい微々たるも微々たるもの、割り算するともう何銭というレベルに過ぎまい(?)。だからなおのこと要望する甲斐がある。
 読売は子供の頃からずっとウチにあったので、大阪時代も上京してきてからも朝日・日経を中心にしてきたせいか、何やら昔に戻った気分、実家に帰ってきた気分になる(?)。その「スネかじり時代」(?)のうち、小学生だった70年代末に一時朝日があった気がしないでもないが、中学・高校時分やそれ以降自立するまで約10年程はずっと読売だ。ハッキリしているのは、逆に当時全く縁がなかったのが毎日・産経・日経だ。
 東京はウィークデーにイベント情報が満載のようで、土日等の連休に出かけるアテにもってこい、のみならず僕のような独り身の向きには婚活情報にも応用できそうだ(!!)。また、ここ数年派遣労働等の非正規雇用の問題にも度々メスを入れており、その点は朝日・毎日以上だと兼ねてから評価している。折も折、今の臨時国会で労働者派遣法改正案の継続審議が始まっており、本当に可決するか、またまた継続審議ないし果ては廃案でお流れになるか、その分水嶺のところでどういう論調を展開するかが要注目だろう。
 一方、何より東京イコール中日なので、3大ブロック紙(道新・中日・西日本)の一角として案外重要ともいえる。というか何を隠そう、上京してきた03年夏から秋にかけて初めて、何ヶ月かだけだったがとっていたことがある。最近も7日間無料お試しのみで配達してもらったことがあるので、せめてものお礼は考えなければなるまい。
 産経は大阪以西と違って夕刊がないが、未成年の時まだ片仮名の「サンケイ」であった87年9月から(一旦)88年6月まで自分で初めてとりだした新聞で、これもそれなりに懐かしい面がある。しかも……“サンケイ”といえば、目下録画進行中のCATV・ファミリー劇場ドリフ大爆笑』で、志村けん高田みづえさんの夫婦コントの中で、みづえさんが志村に手渡す新聞が(30年近くの時を経て……ああ、羨ましいっ!!ちきしょう!志村め(!?))、元々フジテレビなので当然サンケイである。
 「ああ〜っ!山川く〜ん?もしかして今頃になって妬いてんのお〜?」
 「うん…」
 「奈保子ちゃん、桃子ちゃん、知美ちゃんのファンだった山川君に……もちろんそれは全然いいにしたって、その間わたしにはシングル何枚か買ってくれた以外、全然振り向いてくれなかった山川君に……今更急に妬かれたって困るんだけどっ!!」
 「ゴメン!それを言われると返す言葉がないよ。でもさ、みづえさんが『ハイッ』って手渡してくれる新聞は、1部100円前後が1万円くらいに匹敵するよお〜!?」
 「もお〜山川君ったらオーバーなんだから!……ってゆ〜かそんなに妬かなくったっていいじゃない? だって今度九州新幹線博多開業で鹿児島まで新幹線で繋がったら、いつかエスコートしてくれるって約束したでしょ?」
 「はっ!?……いや、そこまでは……」
 「約束したのっ! だから現地で山川君が読む新聞はわたしがプレゼントするんだしさ……確かにコントの中で志村さんに手渡したのは当時のサンケイのみ、しかもあのコントは志村さん共々新聞が水浸しになっちゃうって展開だったけど……でも山川君にはもう“大量”でしょ?しかもコントじゃなくってマジなんだから……朝日・毎日・日経に日経産業・日経ヴェリタス、向こうの南日本と、今検討中っていう“もう1紙”……ホラ、全然妬くことなんてないじゃん!オマケに山川君が言うところの都合何万円にも匹敵するじゃん!」
 「うん、ありがと」
 「よろしいっ……フフ、そうだ、何ならさ、わたしのサインと……あとこれは清水の舞台から飛び降りたつもりのサービスだぞ……心して聞けよ……キスマーク入りでど〜だ!」
 「ウレシイ〜!ありがと……さすがあなたは『魔性の男殺し』」
 「もお〜それだけはやめてって言ってるのにィ〜!…それよかさ、初っ端言ってた日刊工業ってどんな新聞なの? かつて大阪で松下に勤めてた時とってたって言ってたよね?」
 「うん。まあ一言で言って日経本紙と日経産業の合いの子かな。基本月〜金の朝刊で、日経本紙みたいに社説や株式・為替・商品市況欄はある反面、スポーツ面や三面記事、テレビ欄がないのは日経産業と同様…で、産業界の色んなカテゴリーの詳しい記事が出てるってわけ。ただウエイトの置き方に大きな違いがあって、日経が大企業、日刊工業が中小企業ってね」
 「へえ〜?…でも鹿児島でバラ売りしてるとこあるかな?…あるとしたらどこだろ?…探し廻んなきゃいけないかも?…ねぇ山川君、やっぱ日刊工業だけは選ばないでくれる?」
 「仮にその時は留守中の留め置き配達を掛ける分があるから、別にいいよ。それにもし東京を選んだら同様でしょ?」
 「北九州のどこかで途中下車して西日本をプレゼントするっ! 山川君さっき言ってたじゃない? 東京→中日→西日本ってことじゃないの?」
 「うん……まあ3大ブロック紙は朝日等の全国紙に対抗すべく、幸い営業エリアがバッティングしないから3紙間で日常的に記事のやり取りをしてるって言うけど」
 「へえ〜!?」
 「ただあまりそういうのは紙面に載らないようだ、余程の話題性がないと……」
 「あっ、そうそう、さっき何かチラって言ってた道新って何?」
 「北海道新聞だけど……まあ“朝(夕)刊みづえ”の執念恐るべし、って?」
 「フフ……山川君がわたしをエスコートしてくれてる間は、わたしは山川君だけの“朝夕刊みづえ”だからネ!」
 またまた「一夜の夢のシナリオ」(!?)ができたが、あれから全く見ないのはどうしたわけか(!?)……ともあれ、しかし産経は筋金入りの右である以前に、やはり事情はわかるにしても夕刊がないのは遺憾で、今回の選択肢には入っていない。
 まあ年末にかけて、余程冷え込んだり雨天にならない限り自転車通勤にしているので、毎週水・金のノー残業デーを中心に帰宅途中にその図書館へ立ち寄り、検討を続けるつもりである。