「クローズアップ日経平均」は単なる「星取表」だが……

 今日の日経朝刊証券面から「クローズアップ日経平均株価」がスタート、勿論、基本立会い日翌日の朝刊に載るという。早速27面(証券3)にあるのを見つけたが、大証名証相場表を言わばギュウギュウ詰めにして(?)強引に押し込めたような体裁だった。
 当の中身はまず日経平均自体について「終値」「騰落銘柄数」「25日移動平均」「年初来高(安)値とその日付」「採用銘柄の時価総額」「過去15日の騰落」と、直近1ヵ月の日足チャートが出ている。中でも「過去15日の騰落」はまさに相撲の星取表よろしく、前日(前営業日)比でプラスなら「◯」、マイナスなら「●」で直近の15営業日分が示される……まあ今の白鵬やかつての双葉山のようになればといったところか(?)、やはり永遠の夢か(?)。言わばそれで「勝ち越し」「負け越し」を確認してトレンドを読むことができるといった按配だろう。
 そして225銘柄についても星取りが1個だけ付き、あと「PER」「PBR」「配当利回り」「時価総額」が示される。
 大きさにしておよそ15センチ四方のスペースだが、これは一部やはりというべきか、かつての日経金融の流れを汲んでいる。日経平均銘柄だけとはいえ、毎営業日ベースでPER等の数値を載せるところなどはまさに日経金融を彷彿とさせ、若干ノスタルジックな気分になる。