今週は円買い材料があっても株買い材料はないか…!

 今日の東証日経平均が200円下げ、先週末8日比200円24銭安の9388円64銭で引けた。東証1部全銘柄数の9割が安値引けというまさに全面安の展開だったという。
 やはり大きいのが為替、なかんずく円ドルの動きだろう。丁度東証前場スタート時に東京外為で一時1ドル82円30銭近辺まで若干の円安に振れたのも束の間、真昼を挟んでまたぞろ円高進行、東証引け直後だろうか一時81円80銭にまでなった。そして夜になりこの文を綴っている時点で日経電子版を見ると81円96〜98銭、再度82円スレスレにきている。
 今週の日経ヴェリタス21面「Outlook」にもあるが、信用取引の買い残が依然大きいのも需給面の重しになっているようだ。含み損を抱えていて、やがて売り決済しなければならない時に最低チャラ狙いという向きの、戻り待ち売りの圧力大なのだ。あと今週、いや、今月は9月締めの中間決算発表待ちもあって、売り買い共に動きづらかろうとも思う。