日経ヴェリタスまで警鐘を鳴らすようだと、いよいよか…?

 早晩外為市場で1ドル79円台すら突破する円高になろうという僕的見方は変わっていないし、いや、むしろ将来的に経験することが不可避な水準なのは間違いないから、いっそイケイケドンドンでロクに円買い材料がないのにそうまで面白がって買うなら勝手に買え、しかし後の反動があったら知らないぞと開き直るほかないというのが、今週、というか今後の「My為替アウトルック」である。今日の日経朝刊のアウトルック、8面(レビュー&プレビュー)の「市場アウトルック」には「高値圏のもみ合いか」として、市場参加者曰く83〜87円レンジでの推移だろうという。
 そして今日発行の日経ヴェリタス第129号(8月29日〜9月4日)にして、いつも新たな視点を提供してくれるはずが「東京金融・資本市場が危険水域入りし、政府・日銀等の政策の本気度が試される」と他紙同様に警鐘を鳴らしてやまなかったのが、やや残念だった。いや、そんなヴェリタスすらそう書かざるをえないくらい、昨今の金融・資本市場が深刻な状態なのだろう。