円高基調と今日の日銀の対応。

 今日の日経夕刊1面トップ、あともちろん朝日・毎日もだが(ただ残念ながら1面どころか双方ベタ記事同然)、日本銀行金融政策決定会合を開き、政策金利を年0.1%に据え置き更なる金融緩和は実質見送ったという記事が出ていた。もっとも0.1%からもうそれ以上下げようがないのは明らかだが、しかしまたまたいつの間にやら為替で円ドルが90円を突破し、今日も85円台にまで円高が進んでおり、日本経済が目下デフレ中でもありなおのこと、金利を上げようがないのもまた然りである。
 早い話、日銀には最早やるべきことはやり尽くし、打つ手はないということだろう。ただここ数年、なぜ市場介入……今だったら円売りドル買いの介入をやってないのかに、そろそろスポットが当たろう。