日経平均が今年アラカンだと…!?

 帰阪3日目、今日帰京するという今朝、宿舎近くの駅で日経朝刊だけ買って、時折高田みづえさんの歌をリスニングしながら(!)読むことにした。
 「へえ〜、山川君ってそんな器用なことができるんだ」…まあみづえさん、ブッチャケ無理です(??)。“BGM”になればと思うものの、「集中力をつける訓練」の一環かな(!?)。
 日経は朝日・毎日共々今日まで配達の留め置き中、明日の朝刊とセットで持ってきてもらう手はずを既に整えている。だから今日買ってもダブるだけで一見無駄なのだが、それを補って余りある特集が組まれてあった。
 それは26〜27面にある、正式名称日経225種平均株価、英語名Nikkei Stock Average、いわゆる日経平均についての特集だ。前週末23日に9430円96銭で引けた日経平均が今秋9月7日に満60周年、満アラカンを迎えるという。
 もともと戦後の復興が進んでいた1949年(昭和24年)5月16日の終値176円21銭がその嚆矢だが、当時計算は東証修正平均株価という名称で東証が行なっており、日経新聞東証から引き継ぐのはそのかなり後だったとは聞いていた。そして特集記事には日経平均折れ線グラフが描かれていて、東証がまず50年(昭和25年)9月7日の終値110円82銭を計算し、遡ってその前年5月16日以降の終値も計算していたようだ。
 「因みにみづえさんの誕生日の日経平均って知ってます…?」
 「知らないわよっ!知るわけないっしょ…!?」
 それを知る手だてがあって、日経のサイト内にある「日経平均プロフィール」で調べることができる。それによれば、60年(昭和35年)6月23日木曜日の終値は1055円20銭で前日比3円14銭高という記録がある。ただ残念ながら85年(昭和60年)3月23日以前については終値のみ、他の3本値は出ておらず、そこまで調べたければ当時の縮刷版や、証券会社並びにその系列の経済研究所的シンクタンクにあたってみるしかなさそうだ。が、実際にはもう事実上不可能だろう。大体この日お生まれになった方は今日もう立派なアラファーなんだから……
 「うるさいっ!でも……へえ〜わたしってば木曜生まれなんだ…ねえ、山川君は?」
 「金曜です」
 「じゃあその終値っていくらなの?」
 68年(昭和43年)3月1日金曜日の終値は1355円49銭、前日(うるう年につき2月29日)比5円72銭高だ。実に微妙な日に生まれたのだ(!?)。
 「へえ〜おもしろ〜い!でも当時どっちもまだ千円チョットで低かったのネ」
 しかしどちらも高度経済成長期真っ只中、途中東京オリンピック閉幕をまるで待っていたかのように襲ってきた40年不況を挟んだものの、神武、岩戸、そしていざなぎの好景気に支えられて上昇していったことは想像に難くない。
 「ねえねえ、じゃあ河合奈保子ちゃんの誕生日は?確かわたしより3つほど下って聞いたけど…」
 え゛っ!……いきますか……?
 「だっておもしろいんだもん!」
 63年(昭和38年)7月24日水曜日は1450円03銭、前日23日比38円35銭高。
 「わたしから奈保子ちゃんの間の3年で400円高か……あっ!ね〜え〜山川く〜ん?奈保子ちゃんの他に好きだったアイドルはいないの!?」

 う゛っ……!みづえさんの女の勘恐るべし(!?)……菊池桃子ちゃんと西村知美ちゃんです。

 「……何かさあ、もうホント、山川君ってば筋金入りのメンクイで始末におえないなァ!……まあ、正直でヨロシイ!山川君はスマートで顔も理知的で女殺しのフェミニストだから、過去のあの『起死回生の一筆』がある以上許す!じゃあ、その子たちの日もいってみよ〜!」
 ハァ〜参った(!?)……ゴメンナサイです……(!?)
 まず68年(昭和43年)5月4日土曜日は1466円73銭、前日3日は憲法記念日の祝日なので更に前日の2日比2円09銭高。
 そして70年(昭和45年)12月17日水曜日は1972円78銭、前日16日比63銭安。
 「桃子ちゃんの日は土曜?……山川君、これっていわゆる半ドンだったんでしょ?今は土曜も休みでしょ?」
 そうです。半ドン即ち半日立会い、前場のみです。もっとももうこの日は今「国民の祝日」というそのまんまの名の(!?)祝日につき、立会いは休みです。
 「そして知美ちゃんの日でもう2000円近く!?…あっ、大阪万博の年だったもんネ…まさにイケイケドンドンの高度成長!…あとさ、山川君が前言ってたアニメ声優の子は?」
 白鳥由里ちゃん……桃子ちゃん同様学年で1コ下ながらタメ年なんだよなあ(!)…68年(昭和43年)8月20日火曜日で1636円73銭、前日19日比13円54銭高。
 「えっ!山川君からその子の間の5ヶ月ほどで300円弱のアップ!?そっちの方が高度成長らしいわね」
 何せあの日本経済史に輝くいざなぎ景気の真っ只中である。まあ、少し日経平均をオモチャにしたきらいがあったが(!?)、そういった考察のしかたがあっても楽しかろう。