「狙い通り」実に有意義だった「ライツ・イシュー・フォーラム」。

 今日兼ねてからの予定通り、大手町の日経ホールで13時から開かれた『日経産業新聞フォーラム2010 エクイティファイナンスの新手法 日本版ライツ・イシューを検証する』に参加してきた。まずそこで、ホール内での席の陣取り方に婚活狙いの一計を案じた(!!)。
 それはまだ空席が多い間に、ホール入り口から真一文字に横断する通路沿いの席の、更に前後に連なる階段沿いの席に座るというものだ。つまり10席ほど連なる何れか端に陣取るというもので、この作戦が奏功し、僕が12時30分入場後の20分程後か「すみません、いいですか?」とリクルートスーツの女性が隣に座ってきた(!!)。しかし結局「そこから先」は全く進まず「次の縁」を信じることにした(!?)。それでも作戦としては間違いなかったようで(!?)、「ようし次7月1日の電子版だ!」と自信を深めた(!?)。

 そしてもうひとつ肝心の(!!)フォーラムの内容で「株式価値を希薄化させない新手のエクイティ、そんな“魔法”とは何か」…それは「新株予約権」だった。
 「ワラントのことか……今ワラント債は〈新株予約権付き社債〉と言うらしいが、僕がかつて、それこそ日経を読み始めて間もない頃は〈新株引受権付き社債〉と言われていたはずだ」
 つまり机上の計算では増資の際、理論株価が下がる分をワラントの無償付与でフォロー、既存株主にはプラマイゼロになるというのがライツ・イシューだと説明があった。ワラントを得た投資家は、それを行使して割安で株式買い増しをするもよし、ワラント自体を市場で売却するもよしという選択肢がある、そんな画期的なエクイティ手法という。ただ会社法金融商品取引法といった法規制と、それらを元に管轄する各々法務省金融庁による「縦割り」の弊害は如何ともし難く、折りしも今日、菅直人新政権が発足することでもあるし、いい機会だからそれを何とかしてほしい、とまでは言わないにしても(!?)そんな願望はこもっているようだった。
 ただ「ワラント」という言葉自体を講師の誰一人として使わなかったのは引っかかり、その考察は僕の事実誤認に当たるかもしれない。