JR西日本の新車225系。

 今日昼前に配信の日経電子版、並びに日経夕刊15面(第1社会)に、JR西日本が223系の後継車225系を報道公開しながら、今年度中にデビューさせる表明をしたという記事が出ていた。なお電子版も夕刊も同じ内容、写真だけが違っており、電子版が正面の外観、夕刊が車内のショットだった。これは「3年後」ではなくもう今年度の話なので、さすがに来月の鉄道誌『ファン』『ジャーナル』『ダイヤ情報』に期待してよかろう(!!)。
 225系に関しては目下、お陰様で有難いことに我が職場でVVVF装置の生産が急ピッチで進められている。JR西が300億円を投じ226両(その名の通り225両だと端数処理が面倒!?)を落成させる計画で、それに沿っているのだ。こうして今秋か来春のダイヤ改正か何かで京阪神地区の新快速・快速、あと再来年には阪和線の「紀州路快速」にも投入していくという。
 しかし一方で、今日のJR西「アーバンネットワーク」の礎、とりわけ90年代に運転区間の延長並びに運転時間帯の拡大という現在の新快速の隆盛に貢献してきた221系との本当の別れが、刻一刻と近づいてきたようだ。225系投入は同時に221系の全廃前提の淘汰をも意味していて、一部他地区への転属も期待したいが、既に20年選手なのに加え90年前後のハードな新快速運用による老朽化もあるだろうから、早晩全車姿を消すことになろう。