スマートグリッドのための規制緩和。

 今日の日経朝刊2面(総合・政治)にある社説で、スマートグリッド(次世代送電網)実用化に向けた動きに沿った電力業界の規制緩和が必要との論調があった。現在の電力9社制になった経緯をもうひとつ知らないだけに何とも言えないが、冒頭でも述べてあった今夏4地域でスタートする実証実験が済まないことには、いくら欧米で自由化が進んでいるとは言え時期尚早かもしれない。
 そもそもスマートグリッドとはこれだということを、書籍等の文字通り机上の論理だけでなく、目に見え形ある実物が出現し、実験とはいえ稼動している様子を見ないことには世論も盛り上がるまい。今から規制緩和を進めないと間に合わないのなら、それが何故かを様々な理由の想定・検証した記述が欲しいところである。