イギリスの二大政党制がピンチと?

 今日の朝日朝刊3面(…ページ名は記されていないが、社説があるし1面右側のダイジェストに「政治」ともあった)に英国議会での二大政党制(現与党=労働党、野党=保守党他)が揺らいできて、来月の総選挙で2党すら過半数を取れない事態に陥りかねないという記事が出ていた。英国での二大政党制は18世紀にスタートし、現在の労働党と保守党の形になったのは20世紀初頭からだという。第2次大戦後2党の間に6回の政権交代があったが、水面下では少しずつ「二大政党離れ」が進んでいた。そして昨今では2党と離れた第3党である自由民主党も情勢は厳しく、一方でスコットランドウェールズの地域のミニ政党の存在感が高まっているとあった。
 まさに昨日の今日か、よもや昨日朝日が僕のブログを読んで急遽「じゃあ11日は、たちあがれ日本の社説共々これを載せてやろう」と思ったわけでもあるまいが(?)、日本でもたちあがれ日本その他1党の新党結成の動きがあるし、ここ20年ほどの間「影の内閣」「小選挙区制」「マニフェスト」「政権交代」とお手本にしてきた先でのそういう事態に、簡単に言って日本の55年体制同様かの国でも制度疲労が起きているわけだろう。となると二大政党のもうひとつの大国・米国での詳しい最新情勢、並びに米英世論が逆に日本のこういった情勢をどう見ているか、知りたいところではある。