今更何だが(?)……東証1部単純平均について2件。

 日曜の今宵になって何だが、何気にJPX(Japan Exchenge Group:日本取引所グループ)ホームページにアクセスし、「その他統計資料」→「株価平均・株式平均利回り」の項目にある「株価平均等算出上の株価等の取扱い変更について」のPDFを立ち上げると、先日9月25日にも取り上げた「24日から東証1部単純平均、従来の10倍になる件」の通知が1枚表示された。

 その時も「昨日今日から単純平均がいきなり10倍表示とは……!?」と驚いたが、既に春先の4月2日付で公表されていて、返す返すも気付かなかった僕が悪いと改めて反省させられた(?)。因みに先週末13日の終値は、前日比7円28銭安の3132円58銭で、日経平均も100円86銭安と8日ぶり反落の1万9596円91銭だ。

 なお、「3ケタ時代の単純平均は1度たりとも4ケタ、つまり1000円台にも到達したことがない筈だ」と言ったが、そうでもなかったことが最近、My所有の2冊の書籍によって判明した(?)。

 1冊が『マンガ版日本経済新聞の読み方』(石井勝利・さいとうはるき共著・明日香出版社・87年刊)で、115頁に日経本紙の当時の証券面(現マーケット総合面)のコピーによる抜粋で「1288円27銭」と出ていた(!)。ついでに日経平均が実に、前日比334円48銭高の2万6286円75銭(!)ともあったので、日経ホームページ内の日経平均プロフィルで追跡すると、コピーに「8日」とあったのが87年9月8日であることもわかった。

 もう1冊が『日経「証券面」の読み方』(日本経済新聞社刊・91年2刷)で、31頁に「1118円78銭」と出ていた。日経平均に関する説明の中で抜粋してあった紙面にあり、日経平均が前日比実に1357円61銭安(!)の2万1456円76銭で引けた日でもあったという。

 『日経会社情報』でも、日経平均と違って単純平均は過去のデータを載せてくれていない……などという言い訳は通用しないようで(?)、思わぬところにデータベースがあったことにも感謝せねばなるまい(?)。