ギリシャショックで日経平均600円安(!)……買い戻し開始近しか!?

 今日の東証は、先週まで解決の兆しが見られた筈のギリシャ債務問題が何故か再燃し(!)日経平均が大幅続落、先週末26日比596円20銭安(!)の2万0109円95銭で引けた。早急に買い戻しを開始したい我が2銘柄も、新日鉄住金が7.9円安の317.4円、三井物産が31円安の1652円で引けていた。

 ギリシャがEU側の財政改革案を、7月5日の国民投票に掛けることにかの国を除くユーロ圏18カ国が反発、27日の財務相会合で明日30日を期して支援の期限を延長しないことを決めた。明日はIMFへの15億ユーロ(2000億円)の返済日でもあり、滞納となるとデフォルトにまた一歩近づいてしまうわけだ。

 しかしつい先週までその解決への突破口が見えたと、日経平均も18年ぶりの高値に沸いたとこなのだ。そこへギリシャがこうしてダダをこねだしたわけで、デフォルト&ユーロ離脱という可能性まで見えてきた中、一気に地合い悪化に見舞われた格好である。

 7月に入れば20日にも、ECBへの国債償還に今のユーロ円で5000億円も必要ともいい、ギリシャショックは当面続く格好でもある。なので日経平均も2万割れが視野に入ってきたし、新日鉄住金株も300円台、三井物産株も1500〜1600円台の維持が、それぞれ困難になるやもしれない。いよいよ、久々の買い出動の準備にかからざるを得ないかもしれない(!)。