みづえさんの55の誕生日に日経平均年初来高値(!)。

 今日の東証は、昨日の欧米株高やギリシャ債務問題の解決の進展が垣間見えたことで日経平均が大幅続伸、昨日22日比381円23銭高(!)の2万0809円42銭の年初来高値で引けた。これで3日続伸といい、昨日も昨日で253円高だったのだ。

 ギリシャ債務問題云々は今日の日経朝刊7面(国際)トップに出ていて、同国が新たな財政改革案を提出、それを受けた形で昨日のユーロ圏財務相会合において、今週中の合意を目指す確認をしたという。

 ギリシャ政府は緊縮策をとれば国民の反発があるからとして、結局はてっきりデフォルト止むなしかと思っていた。あとはじゃあ、その新提案が国民に支持されるや否やにかかっていて、真に国民がデフォルトを望んでいない証左かどうかが問われることになる。
 
 それにしても、この堅調さにはホトホト参る(?)。早急に買い戻したい我が2銘柄で、新日鉄住金が8.8円高の329.5円、三井物産が20.5円高の1694円で引けていた。

 たまたま今日の株式新聞5面にある、モーニングスター社による日経平均採用銘柄を対象にしたモメンタムスコアでも、前者が「高値」、後者が「中立」となっていた。なのでこのままいけば(いくはずもないかもしれないが……??)来週のこのコーナーではそれぞれ「過熱」「高値」に変わっている筈だ。

 さて果たしてここから素直に順張りでいくのがいいか、急落局面が到来するのをひたすら待ち、我がお得意の逆張り戦術がいいかに悩みながら、今宵は眠りにつくとしよう……??

 「ちょっとっ、山川君!! 眠りにつく前に、わたしの話は一体どうなってるのよっ!!」
 「ああ、忘れてた忘れてた……表題はああ打ったのに、分析してる間にコロッとね」
 「もお〜……でもちゃんと覚えててくれたんだ、ありがとう」
 「でもねえ、最初『高田みづえさん四捨五入で還暦の巻』にしようかと思って……」
 「もお〜ひっどお〜い!! わたしはまだまだアラフィフの女の子なんだからねっ!!」
 「は!?」
 「は!?って何よ、何が言いたいわけ!?」
 「いや、ハッとしただけ」
 「もう〜……でも今日そんなに株価が上げたんなら、早く買い戻せっていう思し召しじゃないの??」
 「そうはいっても軍資金がねえ〜」
 「じゃあ蓄えるまで待つしかないってことなの??」
 「自ずとそうなるね」

 一度でいいから、こんなシナリオ通りの夢が見たい(!)と思いつつ、今度こそ眠りにつこう。