日経平均遂に2万到達(!)だが……

 今朝のテレ東『モーニングサテライト』で、昨日シカゴ日経平均先物が2万0085円に乗せた(!)と伝えてきた。現地キャスターも「2万」の部分で語気を強めたのが少々可笑しかったが(?)、強調したい気持ちもわかる。「これから東証でも2万乗せろ」と暗に思いを込めたわけだ。

 そして東証寄り付き直前の8時40分過ぎか、シンガポールでも日経平均先物が2万乗せ、2万0040円で寄った。こうして期待感も籠ってきたところで(?)、週末でもある今日の前場が始まったが、寄り付いたのは昨日比52円高の1万9989円55銭だった。その瞬間、東証では「あ〜あ」とかの落胆の声が上がったという。

 しかし9時07分、遂に2万に到達し2万0006円00銭をつけた(!)。12時ジャストのNHKニュースでトップで取り上げていて、瞬間場内では拍手がわき、ネット証券のkabu.com証券では内勤の社員に大入袋が配られた。

 もっともそういう「宴」はその一瞬のみで、すぐに1万9980円に下がり、結局何だかんだと2万を割ったまま、30円09銭安の1万9907円63銭と反落して引けた。

 今日も昨日に引き続き、昨日の欧米市場がおしなべて平穏だった他、取り立てて好材料のない中での15年ぶりの2万到達だったので、週末要因のところへ目標達成感も手伝って利食ってきたりしたであろうことは仕方がない。明日明後日の株式新聞や日経本紙、日経ヴェリタスでの来週の相場展望でも、さぞかし「今週は値固め」とか何とか綴ってくるだろう。