大人気シリーズ18弾。今後年4回に増やすとも言うが・・・

 今夕18時半からテレ東で例のバス旅番組、太川陽介蛭子能収と行く『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』第18弾がある。今回は静岡は御殿場から新潟は直江津までといい、アルプスを突き抜けることになろう内陸オンリー、海はまず終点(日本海)でないと訪れない行程である。

 11年7月に初めて取り上げて以来、ますます人気が出ているシリーズのようで、今年に入って遂に2回分がDVD化、テレ東のイベントでは必ずと言っていいほどブースも設置されるまでになった。一部のレポートでは、制作費の割に視聴率がウナギのぼりなので、CMを流したいスポンサーが殺到しているという。
 そこでテレ東ではここまで育ったドル箱シリーズを早急に年4回・・・つまり事実上「四季折々」のシリーズ化に踏み切る方針を固めたようだ。かつて年2回でスタートしたが、ここ数年は3回に増やし、且つ放送時間も2時間から30分、時には1時間延長にしたところへ更なる増強策だ。そうすると場合によってはもう早速、今回が今年3度目なので、次は年末特番を兼ねた19弾になるかもしれない。

 ただ、視聴率がいい以上そういう施策が悪かろうはずがないが、唯一心配なのが蛭子の健康である。今まではまだ半分やせ我慢もあるか(?)元気にしてはいるが、四捨五入で70になろうかという後期高齢者に(?)3泊4日のバス旅はただでさえキツかろう。しかもバスのない空白地帯は、地元の人が自家用車等で送ってくれる好意でもない限り、殆ど徒歩連絡なので尚更だ。かつてその時はタクシーが黙認されたこともあったのに、いつの間にかルールが厳格になっている。その辺は、一昨年の第11弾で終始楽しそうにしていたマドンナいとうまい子をして「(歴代マドンナに)あんな大変な旅やめた方がいいよって言われた」というくらい、太川自身も「楽しいどころか過酷な旅」と認めている。

 僕的にも、それは許されるなら「蛭子降板」があり得ないでほしい。しかしロケ中に蛭子に事故があればその回は放送中止、最悪の場合はもちろんシリーズも即刻幕引きである。それは文字通り最悪なので、一視聴者たる僕も時々「蛭子の代役」を空想することがある。
 「歳は当然太川より若い40代くらいで、いかにもお笑いという役者や芸人で誰かいないか??」と思いつつ僕的にまず白羽の矢を立てるのが、キャイ〜ンウド鈴木だ。最近UHF局を中心に一人旅の番組をやっていたのを見たことがあり、太川との掛け合いがどうなるかの不安はあるが、まずこのひとりが候補ではある。

 しかし太川自身も13年4月の第14弾で、「蛭子さんに万一のことがあれば、この番組も終わりだ」と冗談半分ながら語ったこともあるし、蛭子本人もこのシリーズから降りることなど、自分の身に何が起きても夢にも思うまい。
 それでも蛭子に健康不安が持ち上がって降板となったら、太川の言を借りればシリーズ終了・・・一本筋の通ったところがある太川のことなので「ここまでずっと一緒にやってきたから、もう蛭子さん以外の相手役は考えられない。蛭子さんが降りるなら僕もやめる。シリーズは他の人に代わってほしい」とでも言いかねない。
 一方で当然テレ東は2人が降りる事態になってもシリーズは続けたかろうから、そのウド鈴木云々を言うなら天野ひろゆきも起用し、キャイ〜ンのコンビでもって「新生・路線バスの旅」として再スタートを切る・・・将来的にそんなシナリオも十分考えられる。新リーダーが天野なのも言うまでもない(?)。

 とにかくこのシリーズの今後のキャスティングを含め、行く末は一切テレ東に委ねる他ない。