パープル・シャドウズって懐メロデュオだったか……

 今日の朝刊のテレビ欄を見ていて、今夜19時58分からのテレ東『木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜』の欄にパープル・シャドウズという、多分複数人の歌い手が出るとあった。
 「そういえば、♪日照りの坂道 夏ゼミの声 あなたの家まで 自転車をこぐ 都会へ行ってたあなたを昨日 見たって友達電話をくれた〜〜♪って30年以上前に『パープル・シャドウ』って歌があったが……誰が歌ってたっけ(?)……まあいいや」
と(?)、パープル・シャドウズがいつ出るか分からず時間の無駄だと思ったので、一旦留守録設定をし、別の用事を済ませてから追っかけ再生した。そして11分過ぎた辺り、つまり20時09分過ぎになるが、パープル・シャドウズって丁度『あずさ2号』狩人のような2人の男性デュオで、68年(昭和43年)リリースの『小さなスナック』が演奏されていた。
 「あ〜、それ何となく聴いたことある!!」
 所々に出てくる♪〇〇〇の〜小〜さ〜な〜スナック〜♪の節が印象深い歌で、オリコンチャートブックを見るとその年の3月25日リリースの、47万枚売れたデビューシングルとあった。しかしその後3曲リリースしたものの、どれもヒットに恵まれずに終わったようで、残念ながらいわゆる一発屋である。
 ただ、5千枚しか売れなかったという69年11月の『別れても好きな人』は多分、10年後の79年9月にロス・インディオス&シルヴィアがデビューでカバーして、90万枚もヒットした歌ではないか。引き続きオリコンブックで調べると、アレンジャーが違うが、作詞作曲が同一人物だからだ。皮肉なものだが、『別れても〜』はああいう歌詞なんで、男女デュオだからこそヒットしたんだろう。
 それにしても、リリースからもう半世紀になろうかという懐メロとは思えないいい歌だった。この歌もゆくゆくカラオケのレパに加えるか……(?)

 「ちょっとっ、山川君!! 30年以上前の『パープル・シャドウ』を歌ってたのが誰だか忘れたってどういうことよッ!!」
 「思い出した、そうそう、高田みづえさんです」
 「思い出したじゃないわよ。あんだけスラスラ歌詞が出てきて誰か忘れたってありッ!?」
 「まあまあ……」
 「もう……でもホント『小さなスナック』っていい歌よね」
 「まあ僕の生まれた年、かつ、みづえさんが10歳くらいの頃の歌だしネ」
 「ああ〜っ、また勝手に他人の歳を足すう〜!! 43引く35の、こんな簡単な引き算もできないの!?」
 
 当ブログ自体久々だが、久々ついでにそんな夢も見れればささやかながら幸せだ(!)。