JRA初「1つの枠番に同馬主3頭出走」の珍事。

 今日の新潟11R新潟日報賞(3歳上準OP、芝1400m、ハンデ)というフルゲート18頭立てのレースで、大外8枠の3頭が3頭共「馬主名・吉田照哉 生産牧場・社台ファーム」と、新聞にもJRAホームページ&レープロにも記された馬が出走したという珍事があった。テレ東『ウイニング競馬』の実況では、昭和30年代に8枠制になって以降、そういった3頭が1つの枠番に入るのは初のケースという。また、今日のサンケイスポーツ9面(サンスポ競馬)の馬柱下の解説では、3頭の騎手が3通りの染め分け帽を各々かぶり、⑯オリービンが桃、⑰エクセラントカーヴが「桃・白」の4つ割り、⑱リンゴットがその滅多にない「8つ割り」で臨んだという。
 確かに「1枠に2頭同居」なら掃いて捨てるほど事例があるが、3頭同居は初、即ち「8つ割りヘルメット」も史上初というわけで、実況でもあったがGⅠでもないものの「ある意味歴史的」な、貴重なレース映像になったようだ。いつか今度はGⅠ等の重賞で見たいもので、中でも相変わらずやれ「社台」やれ「マイネル」といった辺りは相当数の馬がいて、あくまで枠順決定は中央地方問わず主催者の抽選によるので、望んでもなかなか叶わないものの、遠からず出現するかもしれない。
 因みに勝ったのは見事「真ん中」(?)の2番人気⑰エクセラントカーヴで(単複で400円、190円ついたと)、後の2頭、⑯オリービンは7着、⑱リンゴットは17着だったという。今回は残念ながらバラバラの入線だったが、そう遠くない将来、重賞となったら最後の直線で3頭の叩き合い(!)……だけでも十分珍事だが、ましてゴールも1〜3着まで3頭で決まろうものなら、100年に1度の大珍事として歴史に残ろう(?)。僕もその際は枠連7−7あるいは8−8のゾロ目1点、または3連複1点とか馬連orワイド3点、どうしても馬名入りで記念に残すなら複勝3点、といった馬券を買うことになろう(?)。