後刻雇用統計があろうと、見送りどころか頑強引け(!)。

 週末今日の東証は、昨日欧米市場で米4−6月期GDPが良好だったのを受けてか英FTSEもNYダウも堅調に引けたこと(60.92高の6681.98ポイント。128.48ドル高の15628.02ドルの史上最高値更新!)と、為替で円安基調(ドル円99円台央、ユーロ円131円台央)もあり、日経平均がまず昨日比170円超上げて14178円で寄り付いた。そこから前場で一時1万4260円どころまで上げたのち、前引けが200円弱高の1万4203円だったことから、「今日は後刻に米7月雇用統計の発表もあるから、後場もせいぜいここら辺りで見送るか!?」と思っていた。
 しかし全然いい意味で裏切られたのが、後場13時台に入ってからだ。00分過ぎに三菱商事が決算発表と同時に急騰、それまで2〜30円高の1830〜40円どころだったのが、一気に50円超高の1870円どころまで来た(!)。今日は三井物産の発表もこの後13時半にあるので、商事を「先行指標」にする必要から急遽、SBI証券Webで株価ボードを立ち上げていたわけだ。
 ただ、肝心の内容が未だ一切わからず「なんで商事がこうも急騰したのか!? よっぽど決算内容が良かったのか」とも思ったが、日経CNBCの解説で実は「今期通期予想は当初見通し通り。市場では鉄鉱石等の商品市況の軟調さから、下方修正もあり得てずっと身構えていたので、ある意味サプライズだったようだ」という。そして我らが物産も半以降、まるで商事の後を追うように40円超急騰し(!)14時ジャストに一時46円高(!)の1386円をつけた。物産も発表内容が商事と似たり寄ったりだったのだ。結局商事は72円高(!)の1888円、物産も45円高の1385円で引けた。
 また、日経平均も結局460円39銭高(!)の1万4466円16銭、新日鉄住金も4円高の305円で引け、つい先週から週明けにあれだけ下げた分を何とかチャラにできたようで、メデタシメデタシの週末となった感がある。あと本当にメデタシメデタシになるかどうかは、それこそ後刻の米雇用統計如何にかかっている(!)。