新日鉄&住金無配に!……頼みは物産のみか(?)。

 今日の東証は先週末の欧米株高こそあったものの、寄り付き前に経済産業省が発表した6月の鉱工業生産指数が市場予想に反して減少し、後場立会い中に発表になった新日鉄&住金の4−6月期決算も大幅悪化といったこともネガティブ材料になり、日経平均は「辛うじて」の枕詞がつく3日続伸、先週末27日比68円80銭高の8635円44銭で引けた。そして我が3銘柄が、新日鉄が発表を受けて売られたようで7円安の153円、住金も同様に4円安の112円だった一方、しかし三井物産が21円高(!)の1155円と気を吐いて引け(?)、あらためてさすが「こういう時の我がエース銘柄」と感嘆した(!)。
 新日鉄の第1Q決算は最終損益が875億の赤(前年同期は290億の黒)で、保有する住金や神戸製鋼の株式などの評価損963億を特別損失に計上したことが響いた……これは先日の日経朝刊で既報通りだったが、電子版では続けてこうあった……「業績悪化に伴って9月末の配当は見送る」。
 住金も似たり寄ったりの決算で、やはり9月中間は無配といい、遂にと言おうか、単独としては最後の(中間)配当ができずに合併に至ることとなるようだ。これはもう株主以上に、経営陣にとっても屈辱としか言いようがないだろう。新日鉄サイドもそうだろうが、この屈辱は新生・新日鉄住金になってから晴らしてもらいたいとも思う。