新日鉄&住金のお題(1)……住金の配当が入金&新日鉄株の発行枠変更議案。

 今朝出勤前の7時35分、我が“メインバンク”から携帯にメールが届いた。「内容:配当金 スミトモキンゾクコウギョウ」……住金からの株式配当が振り込まれたという内容で、金450円也である。やはり持ち高500株に対して12年3月期末1円なので500円、そこから所得税7%で35円、住民税3%で15円を差っ引いての手取りとなった。
 しかし、後述するが今日の東証後場寄りで100株買いに出て持ち高を1100株にしたし、今期9月中間締めまでにあと最低261株買いに出て結果持ち高を1361株にする計画なので、住金単独として最後の配当は僕的に多分税込み1361円になろうかと睨んでいる。

 そしていよいよ今日も出勤だという直前に目を通した日経朝刊13面(投資・財務)中ほどに、新日鉄が発行可能株式数を200億に倍増(!)させるべく定款変更、それを今度26日の株主総会に一議案として諮るという記事が出ていた。従来は100億株だったが、今秋の住金との合併による「1対0.735」の比率に基づき、新日鉄から住金に約32億株を割り当てる関係で、新日鉄の発行済み数延べ68億と足して折しも100億超になってしまうための、今回の定款変更だという。また、この数は事業会社としては最大規模ともいう。
 しかし、それは当然ながら「将来のファイナンスの可能性」も含んでいるともあり、この辺の是非は何とも言えないところだ。新日鉄住金になり、アルセロール・ミタルポスコ等に負けない粗鋼生産その他を誇るためのファイナンスなら、一時的に株価が下がっても時間を置けば回復すると睨みたいところではあるが……まあ、その時になってみないとわからない部分だ。
 ただ、今回のこの発表は「自社株買い&消却で発行株減は一切せず」という意味にも取れるので、その辺は残念な面があったりする。なので今日の東証の立会いが如何ばかりか、といった若干の心配を抱きながら定刻出勤した。