住金、期末配貰って総会はムリ……そして社長が昨日鉄連会長に就任。

 昨日我が3銘柄のうち、まず住友金属工業株式会社から1通のハガキが届いた……「第89期期末配当金の支払いに関するお知らせ」「定時株主総会の議決権行使についてのお願い」について併記の形だった。
 12年3月期期末配は1円で、僕の場合「権利確定日」にあたる3月27日現在で持ち高が今の半分の500株だったので、配当はオール込み500円である。そして支払開始日が6月5日(火)となっていて、新日鉄三井物産もそうだが今回から銀行振込にしてもらうべく、既にSBI証券のMy口座から手続き済みである。
 総会の方は、当然ながら「確定日」に1単位1000株なかったので議決権ナシ(!)、よって住金単独としては最後になる定時総会には呼ばれもしない(?)。もっとも1000株あったとしても、日時が6月26日(火)、場所が本社のある大阪では残念ながら参加は困難だと思う。まあ、総会の模様は去年同様、翌日辺りの日経本紙や日経産業、日刊工業で読みたいが、未だ「新日鉄との合併を白紙にしてほしい」と発言する株主がいるのかどうか気掛かりではある。

 また、今日の日経朝刊13面(企業2)中ほどにベタで、あと後刻目を通した毎日7面(経済)、日経産業新聞16面(素材・エネルギー)、日刊工業新聞3面(総合)にも、日本鉄鋼連盟の会長に“新生・新日鉄住金”初代社長兼最高執行責任者(COO)にも既に内定している、住金の友野宏社長が新会長に選出され、即日就任したと出ていた。会長職交代は昨日でJFEスチールの林田英治社長の任期切れに伴うもので、住金からの就任は初……06年以降、新日鉄とJFEとで交代々々でやってきていたが、10月の新日鉄住金発足を待たず事実上の「4カ月前倒し」の形でもあるという。
 僕的に友野氏は、今秋就任の新会社初代社長兼COOにある意味似つかわしくなく、ユーモラスな印象がある……やはり新社の会長兼最高経営責任者(CEO)に就く、新日鉄宗岡正二社長の方が似つかわしいと思うのは僕だけではないだろうが……昨秋9月22日に新日鉄住金の新社名や合併比率等の決定会見を日経CNBCで見ていたが、記者に合併による国内生産体制について問われ「お尋ねのイメージとして『(高炉は)どっか止めるんかい!?』というご質問ですよね……それでしたら、ありません」と答えていた(!)。「あれ!?もとから大阪の人!?」とも思ったが、後にプロフィールを見ると長野出身だという。
 いよいよ新社発足まで4カ月になり、住金という、正直新日鉄やJFEに比べて“小さな大企業”から、いきなり新日鉄住金というガリバー企業の社長・COOへの“転身”も大変だろうが、この人が経営の舵を取るなら、発足直後から新日鉄住金は意外に厳めしさのあまり滲み出ない、言わば“オモロイ会社”の一面も出てこようと期待している(!)。