FRBの事実上の現状維持だったが……

 今日の東証は昨日の欧米市場が引き続き堅調、一方で米FRBがFOMCで結局QE3(Quantitative Easing 3:量的金融緩和第3弾)見送り、ゼロ金利政策継続と事実上の現状維持を決めたのを受けて日経平均がジリ高、昨日比0円82銭高の9561円83銭で引けた。ジリ高というか、今度は明日の日銀の金融政策決定会合待ちで伸び悩んだという方が正しいか……その証拠に、我が3銘柄で新日鉄が変わらずの201円、住金も同様に145円、三井物産が4円安の1278円で引けていて、こういった主力の大型・優良株が昨日に引き続き軟調な展開だったのが全て物語っているようだ。なお、今日のウチの各紙朝刊……日経本紙や日経産業、日刊工業はもとより、朝日・毎日・読売も記事の濃淡あれど何れも取り上げていた、新日鉄ポスコへの訴訟問題は今日も取り立てて材料視されていなかったようだ。