大手6商社来期純利益への寄与&会社情報春号発売予定。

 今日の日経朝刊19面(投資・財務)トップに、大手商社6社の13年3月期純利益に関してここ数年の投資案件に対するリターンがポイントになろうという記事が出ていた。日経が試算した来期純利益への寄与額は、直近の資源価格をベースに市場予想も参考にしたといい、我が三井物産は、鉄鉱石やエネルギー関連で200億円程度、マレーシアの病院という医療関連で15〜20億円の、ざっと200億円台前半の半ばといった感じとあった。
 大手商社は今期こそ、新日鉄等鉄鋼どころが苦しんだ要因の一つでもある資源価格の高値のお陰で軒並み過去最高益だが、来期は一転それが弱含む見込みでアテにはしにくい。なので新たなる収益源を求めていく必要に迫られている。市場予想でも早くも減益と見ているが、物産等のそういった投資が実を結ぶや否やが今後問われていこうと結んであった。
 また、来期業績予想に関しては、今季も日経会社情報最新号となる12年春号が12日に発売という囲み広告もあり、そこには先般発表になった今期3月期第3Q決算が載るのみならず、来期通期予想も出るという。来期はいよいよ10月に新生・新日鉄住金が発足なのだが、一応“新日鉄&住金”という体裁で載るのだろう。