来週は住金じゃなく物産へいくしかないのか……

 今日は週末土曜で、来週27日付株式新聞1面左肩のいつもの「週間展望」……明日日曜付日経朝刊「アウトルック(“株式の巻”)」よりもよっぽど内容の濃い(?)囲み記事だが、まず29日にECB(欧州中央銀行)が銀行への3年満期大量資金供給(LTRO……※何の略!?)をするのが大注目という。今回が2回目といい、昨年12月の第1回の際イタリアやスペイン等の国債利回りが急低下に転じたことから、今回もその資金規模に関心が向かっている。市場予想では前回実績が4892億ユーロだったことから、今回もう一声の(?)5000億だといわれる。なので29日にフタをあけて3000億程度なら失望が広がり、予想的中でも(?)好材料出尽くしでやはり失望は避けられなかろうが、逆に5000億プラスαでもあれば“世界同時多発株高”になろうという、スゴく壮大な展望を描いている(!)。
 ただ末尾で、仮にそのLTROによって更なる円安が進んだとして、自動車や電機等の輸出関連が賑わおうが、一方で来月3月20日前後と思われる(もっとも当日日本は春分の日で休場だが)、3月期末接近に伴う金融機関による持ち合い解消売りの対象としても有力なので、本格反騰は新年度相場以降、つまり実質4月になるまでのひと月間は短期の運転に徹するか、あるいは丹念な押し目拾いがよいと提言していた。
 「さて、じゃあどうしたもんか!?僕的には住金の、名付けて“ゴメンナサイ買い出動”(?)を続行したいんだが」……住金も輸出関連の範疇にある上、残念ながらその持ち合い解消売りの有力対象でもあろうから(?)、ここのところの上昇トレンドもあって確かに買いにくくはなってきている。
 一方で、日経本紙でも朝夕刊問わず出ている「高配利回りに人気」ともあったので、我が三井物産も週が明けても物色対象になる公算も大だ(!)。まあ物産に限らず主だった商社どころは、近年稀に見る空前の好決算ラッシュによって、この時点で少なくとも予想配当減だけは非常に考えにくいので(!)、明後日以降においても配当権利取り物色もなされるのがミエミエだ。