新日鉄株いよいよ含み益発生目前(!)。

 今日の東証は住宅着工件数その他米国経済指標の上向きや、ギリシャ債務問題の解決へ進展するとの見方で、前日のNYダウが大幅に上昇した流れを引き継ぎ日経平均が反発、前日比146円07銭高の9384円17銭と、11年8月4日以来約半年ぶりの高値で引けた。東京外為で円が対ドルで約3カ月半ぶりに79円台(!)、対ユーロで104円台(!)まで下落したことも、輸出関連の買い安心感になったようだ。そして我が3銘柄も新日鉄が5円高の213円、未だ1000株買い戻しに出られない(?)住金も5円高の154円、三井物産が18円高の1341円で引けた。あまりの地合いの良さで、今日は週末の手仕舞い売りがあったのか否か、あったとしてもそれを吸収する買いもあったのかもしれない(!)。
 それにしても米景気の復活期待、欧州債務問題の解決への光明、そして日本の日銀のサプライズ的金融緩和を含めた“世界同時多発緩和”、でもって完全にマインドが引っくり返ったと見ていいのか!?……確かに日本に限っても、欧州問題の他に大震災とその復興、タイ洪水の影響、それらがなくともずっと続いたハイパー円高によってマインドが“暗黒ロード”だったのだ(?)。
 それがいつの間にやら、新日鉄株のMy特別損失が今日とうとう1万円を割り8000円にまで圧縮されたのだ(!)。昨年来の下げ局面でのナンピン買いその他があったにせよ、ひところ6〜7万はあったのに4ケタ損失にまで圧縮したのは1年ぶりくらいだろう(!)。新日鉄や住金、それに神戸製鋼も「三つ巴持ち合い」で何百億もの特別損失を計上したが、ここへきて若干マシになったのではないか……次の春先の期末決算発表が楽しみで(!)、こんな感じで推移すればまさに文字通り春が訪れることになる(!)。
 1週間前の9・10日にも触れたが、世界的鉄鋼インフレもあって来期の日本全体の粗鋼生産量が更に微減見通しの1億500万トンあるや否やだ。なので「新生・新日鉄住金」の通期業績予想も、現時点でそうそう期待できないと思う……という見立ても知らない間に引っくり返るのかもしれない(?)。