『ローカル路線バスの旅』Vol.10、四国一周960km(!)。

 今日は年2回のお楽しみ(!)、いや、今年はもう3回目の、テレ東系の太川陽介蛭子能収と行く『ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅』第10弾……今回は初の四国シリーズといい、JR徳島駅をスタートし鳴門までひと回りするという企画である。
 しかし初日から16kmもの「徒歩連絡」は、のっけから一行もそうだったろうが見ているこちらも面食らった(?)。まずバスで徳島駅から川口を経由し、10時には蛭子の実の両親の故郷ともいう徳島南部の日和佐に着いたものの、そこから牟岐までどうほじくり返そうとしても(?)バスが一切ないという。JR牟岐線だとたった3駅先、11時08分発牟岐行きの鈍行ディーゼルカーなら所要18分で牟岐着となるが、鉄道はもちろん高速バスも一切御法度というルールなので、路線バスがないという泣き言も一切許されず(?)シリーズ最長の徒歩と相成った。日和佐で訊くと牟岐発13時と14時50分のバスならあるという。
 「うわ〜!!僕的に自宅から職場まで推定3.5km(?)あるが、2往復してまだ足りない計算になる。僕だと片道50分かかるから、その13時ジャストのバスはまず間に合うまい」
 結局一行はJRならたった18分の区間を4時間足らずかかったといい、案の定牟岐14時50分発の甲浦(かんのうら)行きが精一杯だった。しかし最後はそんな努力も報われず、最終日4日目、香川・琴平で路線が繋がらず860kmやってきたそこで断念……シリーズ3度目の無念の断念となった。ただ僕的には今回は厳しいと思っていたので、香川の琴平まで来れたこと自体サプライズであり、一行には惜しみない絶大な拍手を送りたい(!)。