東海道・山陽新幹線新車N700Aの「A」とは「Advanced」。

 今日ようやく、既に21日発売の鉄道ジャーナル8月号(第538号)が買えたが、148ページ(Railway Topics)に5月30日に触れた東海道・山陽新幹線N700系のニューバージョン「N700A」のことが、丁度新聞のベタ記事のようだが出ていた。12〜13年度の投入本数や、従来型700系の後継車であることなどはその日見た日経電子版の通りでもあるが、正式名称が「N700系1000番台」であることとN700Aがその通称であること、そしてその「A」とは「Advanced(進歩した、高等の、といった意味)」の略であることが触れられていて、それらは知らなかった。
 ただ依然わからないのは、N700がJR東海・西日本の共同開発であったのに、「A」は東海の単独開発なのかどうかだ。日経電子版とジャーナルの記事でも主語が東海になっていて、西は一言も出ていなかった。確かにやがて登場するリニアも並行して走る東海道新幹線と、九州新幹線と相互乗り入れしているものの観光シーズン以外は比較的閑散としている山陽新幹線とでは、明らかに事情が違い過ぎる。そういったことからすれば、今後西は西で別途独自で、それこそ文字通り別路線で開発していく方針なのかもしれない。幸い来月のジャーナルが新幹線特集なので、そこで触れられていたらと思う。