復興財源調達は消費税、化石燃料税中心で願いたい。

 今日の朝日朝刊1面トップに(&4面に要旨)、政府の(東日本大震災)復興構想会議がまとめた「主な意見の中間的整理」の中に「臨時増税するなら所得税法人税、消費税、化石燃料課税などを多角的に検討」が盛り込まれていると出ていた。21日にも正式決定し、更に煮詰めて6月下旬に第1次提言としてまとめるという。
 僕的には所得税はもちろんのこと、法人税も企業側の肩を持つわけではないが増税反対、多角的検討だけなら大いに結構だが最終的には絶対見送ってもらいたい。法人税率がかねてから世界一・ニの高率だし、先日も少し触れたが所得税だって直間比率是正に取り組んでもらいたい折に、時限的とはいえ増税などとは話がまるでアベコベで言語道断、論外の極致である。
 その分、直間比率是正のいい機会なので消費税増税、そしてガソリン税等の化石燃料税も遠慮なく上げればいい。地球環境問題の対処や今回の大震災後の原発問題もあり、エネルギー消費について一人ひとりが考えるいい機会でもあるから、とりわけ昨今の環境問題ばかりか道路交通事情すら全く考えずに「クルマ・バイクで通勤」「ドライブが趣味」などと嘯き、他の交通手段があってもシカトする馬鹿共に反省を促す効果も狙って、化石燃料課税は強化して然るべきだ。