GW中に投資戦略を練るか……

 今日発行の日経ヴェリタス第162号(17〜23日)の、まず21面(MARKET&DATA)にある「Outlook」に、今回の東日本大震災並びに16年前の阪神大震災における日経平均と円相場の動向を指数化した折れ線グラフが、当然解説つきで出ていた。双方の大震災発生日(今年3月11日並びに95年1月17日)を100としていたが、円ドルがそうでもないものの日経平均が結構見事に似通っているのに驚いた。円ドルにしても発生後に円の史上最高値を更新し、主にG7メンバーによる円売り協調介入に踏み切って円安へUターンさせた点は似ているが、為替はあくまで「相手」あってのこと……つまり欧米諸国等もいてのことなので、日本国内の事情だけで為替水準が決まるわけでもなかろう。
 それに日経平均の動向にしても、今は相似であっても早晩違ってくるのも目に見えている。大体、同じ大震災といっても規模から中身から質から全く違う……各種発表を見ても今回と16年前とでは最早「大人と子供」の差があるのに愕然としているのは僕だけではあるまい。紙面の見出しでは「16年前の教訓」と謳っているが、教訓にはなるものの僕的には16年前より「下降線」を辿るのも目に見えている。
 次に11面(企業)を見ると「主だった3月期決算の発表予定」が業種別にコンパクトにまとめられてあった。18日付株式新聞のように東証上場の3月期全銘柄のリストアップではないが、業種別に短評的解説もあって目先重要なページに仕上がっている。
 こうして、我思う………
 「来たるゴールデンウィークは、果たして暢気に大阪へ帰っている場合か否か……!?」
 とりわけ来週は給料日あり、神戸製鋼、そして新日鉄・住金の決算発表あり(JFEは今週)で、然る後に連休に入ってしかも5月2日が連休中唯一の立会日ときている。明日以降の立会いも模様眺め気分から動きが取りづらく、日経の業績予想記事等でどうにでも動く展開だと思うが、引き続きどう考えても「百年に1度の絶好の買い場」とも思っていて、GW中ジックリ中長期的戦略を練る必要もあると思う。