みづえさんの歌をBGMに(!)今日の新日鉄ニュースそこかしこ。

 まず今朝の朝日8面(経済)、毎日7面(経済)、日経本紙13面(企業1)、日経産業新聞6面(自動車・機械・素材)に、何れも新日鉄が東南アジアはマレーシアの鋼板会社の株式50.1%を取得し子会社化するという記事が出ていた。しかし目を通していて一番詳しいのが日経産業で、他はベタ同然なのでまず日経産業を片手に綴りたい。
 新日鉄側の昨日の公式発表で、ニッポン・イーガルブスチールという家電鋼板会社のかの国の株主と、10年2月から資本参加して以来現在の出資比率10%をギリチョン過半数の(?)50.1%にすべく、同社株の取得について協議を始めたという。同社が生産しているのはテレビ等に使う電気亜鉛メッキ鋼板で、目下の年産15万トン。ライバルは一部提携関係もあるという韓国鉄鋼大手ポスコだ。
 イーガルブ社の筆頭株主はタット・ギアップグループで、そこから何%かはわからないが650万ドル(約5億5000万円)で買い取り、平行して阪和興業も自身の15%から22.78%まで買い増すという。
 余談だがこの日経産業の記事がかなりハショられて日経本紙に出ており、これも本紙&産業の基本的関係と言える。ただ、本紙にベタ扱いだったことからこのニュースは日経側がそれほど重視していない表われなのか、逆に何はともあれ本紙&産業にダブルで載せたのだからそれなりに重視していると言えるのか、見方が分かれよう。
 一方朝日を見ると子会社化を通り越して「買収」という言質だったが、株式取得ギリチョン過半数では買収とまでいくまい。ただ今回のことで年産を5万トンアップし20万トンにするらしい。
 また、阪和興業なる会社が何故絡んでいるのかはもとより、同社自体知らないが(?)毎日を見ると鉄鋼商社だという。「新日鉄や住金辺りが出資しているとか……?」と思いつつ日経会社情報で調べると、大株主欄には出ておらず「独立系鉄鋼商社」と出ていた(コード8078・1447頁)。
 次に読売朝刊8面(経済)にはマレーシアへの出資こそ出ていなかったが、逆に朝日等に出ていなかった、住金と共に「統合検討委員会」を設置し昨日初会合を開いたと出ていた。1年後の来春4月予定の合併契約締結までに、いよいよ合併比率や新社名、役員構成といった必須事項を詰めていくという。
 「以上……なの? 山川君」
 「うん!……やっぱさすが『高田みづえ“名曲”全集』だって改めて思ったよ」
 「わ〜あ、よく綴れたじゃない!? しかも山川君のとってる新聞総出演じゃない!? か〜っこいい〜!!」
 「まあ朝毎日経が同じネタだったし、オールキャストったって株式新聞だけ何も出てなかったけどね」
 「何もってことないんじゃない?……株価等があるじゃない」
 「まあねえ……」
 「でもこないだ集中力がキツかった云々って言ってたのに、今日ここまで綴れたんだから、これからはずっとリスニングしながらブログを綴ってネ……もひとつ欲を言えば歌いながらもね」
 「そういうことを夢に出てきて励まして欲しいな……」