新日鉄株、10円以上値を飛ばし300円台乗せ!

 今日の東証で、まず僕の10時の休憩中に見た新日本製鐵株価は298〜299円で「いよいよ300円の声を聞くか!?」と思いつつ、ブッチャケそう簡単に乗せてたまるかと思っていた。また、仮に乗せたとしても即行で利食ってきてまた300円割れを起こすと思っていた。しかし昼休みに前場終値を見ると304円(!)、前週末8日比何と12円高(!)……値動きの超重い、発行済株式数68億強の超大型株だからそう思ったに過ぎないのに、アッサリ乗せてくれた(?)。「一体何でやねん……!?」
 その「対何でやねん理由」(?)は今のところ手元に2つある。ひとつはMORNINGSTER mobileに出ていたこととして、クレディ・スイス証券が7日付でレイティングUP……まず鉄鋼セクターについてあらゆる指標が買いを示唆するとし、投資評価を「マーケットウエート(中立)」から「オーバーウエート(強気)」へ。そしてそれに伴ってか、新日鉄やJFEの評価も「ニュートラル(中立)」から「オーバーウエート」へ、神戸製鋼所も「アウトパフォーム(弱気)」から「ニュートラル」へ、それぞれ格上げしたという。その根拠として、在庫循環の底打ち確認と中国鉄鋼業PMI(購買担当者景気指数)の上向き、といった2点を挙げていた。
 もうひとつは8日にも触れたが、一部大手電機と鋼材価格を4%(1トン当たり4千円前後)上げる合意をしたという8日付日経朝刊(読売にもあったっけ……!?)での材料。よもやそれが株価の「上げ材料」(?)にもなるとは僕も思わなかった(!)。
 今日はまたまた随分冷え込み(最高気温6℃・最低気温−5℃)、お陰で遂に鼻水が止まらず少し寒気もする風邪をひいたようだが、そんな中でも株式新聞Webで色々確認した。まず新日鉄株4本値が296・305・295・303で11円高出来高5561.2万株で東証1部第4位(!)、PER14.6倍、PBR1.0倍、RSIが51……PER、PBR、RSIだけ見れば平均並みか若干下で、まだ買い余地があるとも解釈できる。大体、心理的・数値的節目であろう300円ラインを突破したにもかかわらず、それに対する利食い・戻り待ち売りすらなかったのか、あったにしてもそれを上回る買いが入ったのかわからないが、以上の材料やテクニカル指標を元に今度は300円ラインの値固めに入るのかどうか……
 ただし、僕の「保有」している5株の損益分岐点は313円である。クレディ・スイス証券ではレイティングUPと共に新日鉄の目標株価を、既にオーバーした260円から350円に「上方修正」したというが、そもそもいつ頃までという期限なり期間を示しておらず、今僕的には眉唾ものと受け止めている。