政府・民主党、たちあがれ日本と連立組む!?

 今夜のNHK『ニュース7』トップで、政府・民主党たちあがれ日本との連立を打診、平沼赳夫代表に入閣含みの話を持ちかけたというニュースがあった。これはれっきとしたNHKのスクープなのか、今日の朝日等のセット紙夕刊が間に合わなかったところへその間隙を突いたスクープだろう。菅直人首相からしたら、財政再建で歩調が合うという与謝野馨共同代表、そしてかつて武村正義元蔵相が率い自民党社民党と連立も組んだ新党さきがけで一緒だった園田博之幹事長というパイプがあるというが、たちあがれ内部で賛否両論があるという。仮にも野党として先の国会で政府を徹底追及した手前、ここで連立入り・入閣は節操が問われるし、第一、新党旗揚げ前にいた自民の対民主施策というか、民主との対決姿勢に嫌気が差して離党した経緯と矛盾するというのが反対論のようだ。もっとも民主・国民新・たちあがれの3党連立が実現してもまだ「衆参ねじれ」は解消せず数合わせにはもう一息だが、要は地道に「野党勢力切り崩し作戦」に出る構えということだ。
 「まあ、しかし僕は特に何もないが、日刊ゲンダイにかかったら何を書くやら」……今のゲンダイはどういうわけか「反菅・親小沢」の論調で、菅政権・菅民主とりわけ仙谷由人官房長官・法相や岡田克也幹事長をボロカスに切って捨てる(!?)一方で、小沢一郎元代表復権、果ては小沢政権誕生をひたすら待望しているといった感がある。それからすると、明日や来週のゲンダイは「たちあがれ日本とだと!? ふざけんな!! 連立協議より退陣だろ!?」といった論旨一色だろう。
 ただNHKのニュースでは触れられてなかったが、政府・民主は連立パートナーの国民新党に事前に根回しなり相談なりしたのかわからない。また、そもそものたちあがれ日本の名付け親で同党応援団長をもって任じる石原慎太郎東京都知事についても然りだ。もちろん無断なはずもなかろうが、ひとまず明日ウチの朝日・毎日・読売・日経各朝刊を待ちたい。