かつて「My Field」に挑んでくれた高田みづえさん。

 今日のCATV『ファミリー劇場ドリフ大爆笑’78』(昭和53年6月27日放送分)のテーマは「鉄道」(!!)……もう兼ねてから言ってきた通り、これ即ち40年来のMy Fieldである。2年程前に1度録画したことがあって、番組表を見つつもちろん高田みづえさん目当てで(!)「傘の忘れ物を取りに来たコギャル役」(!)、「先輩女性車掌(由紀さおり)から業務を引き継ぐ後輩車掌役」その他のコントがあった。そして持ち歌は『パープル・シャドウ』……今は亡き春日三球・照代ご両人の今もって名高い「地下鉄漫才」も何故かあったりして(!)、これ以上レアな素晴らしい回は後にも先にもなかろう(!!)。
 「あ〜、今思えば山川君の大切なフィールドにわたしなんかが入り込んじゃって……知らなかったとはいえゴメンネ」
 「何言ってんです!?…何謝ってんです!?…泣きたいくらい、メッチャメチャ嬉しかったよ!! みづえさんが僕のフィールドにチャレンジしてくれたことに、逆にこっちがお礼言わなきゃいけない筋合いでしょうに」
 「そ〜お? そんなに喜んでくれてよかったわ〜 ありがと」
 「特にその『傘を忘れた女子高生』だったか何かで、オカッパ頭にセーラー服がかわいかったのなんのって……ねっ?み・づ・え・ちゃん!?」
 「もお〜山川君ったらァ〜!!そりゃあ大阪生まれ育ちの“City Boy”の山川君からしたら、どうせわたしなんか鹿児島から上京してまだ数年の田舎娘にしか見えなかったんでしょっ!?」
 「確かに純朴な感じはしたけどネ」
 「もお〜っ!!せめてさ、わたしの先輩で山川君もお気に入りって言ってた太田裕美さんの『赤いハイヒール』をイメージしてくれない?」
 「……いくら何でもそれは無理っしょ!?」
 「どうしてよ?」
 「♪……東京駅に着いたその日は わたしおさげの少女だったの……♪……もう出だしで既に違うっしょ!?みづえさんその時おさげだった?」
 「だから、イメージでいいって言ってるじゃん!もう、何でそこでリアリストになるかなあ〜!?山川君筋金入りのロマンチストのくせに」
 「だけど結婚が決まって引退直前にリリースした『かげふみ』『チャイナ・ライツ』のジャケットを見たら、みづえさん何とまあセクシーな淑女……ちきしょう!にくいにくい!親方め!って感じ!?」
 「だ・か・らあ〜…今更妬くなっつ〜の!」
 「まあ、前にも言ったけど、僕は当時親に20時就寝を義務付けられて『大爆笑』が見られなかったし、一方で筋金入りの『鉄』しかも京阪3000系(当時。現8000系30番台)に『恋』してたし(?)……今思えば『後悔先に立たず』だね」
 「ふ〜ん……でも当時の山川君ってどんな男の子だったんだろうなァ〜?知りたいなァ〜!」
 「あいにく当時の写真や学校のノート等は全く現存してないからね。クラス関係者も全員音信不通だし、僕ももう思い出せなくなってきた。まあ、僕のそこらの過去は謎ということで……」
 「ああ〜ん、ダメっ!」
 「ダメったってさあ、たった今“物的証拠”もないし、最早思い出せないって言ったでしょっ!謎の多い男ってことにしといてよ」
 「ダメったらダメってば!ねえ!好きなクラスメイトの女の子とかいなかったの!?」
 「うん。いわゆる『男女七つにして席を同じゅうせず』じゃないけどネ」
 「わっ、古う〜! そんな言葉まで出てくるなんて」
 「だけど給食の時間とかは『席を同じゅうした』から、黙ってても楽しくないし世間話じゃないけど色々話はしたよ」
 「恋になる予感もなかったのお〜?」
 「うん」
 「でももし山川君が当時から女殺しのフェミニストだったら、逆に山川君に恋した子がいても不思議じゃなかったかもよ!?」
 「何おっしゃいますやら!?」
 今夜こそ、いや近いうちにでもそんな夢を見たいものだ(!)。