折角のゼロ金利政策その他なんだが…

 昨日の日銀による追加の金融緩和策の骨子は3点……「ゼロ金利政策」「長期の緩和を約束する『時間軸』の明確化」「5兆円の資産買い取り」という。
 まあウチでとってる今日の朝日・毎日・日経各朝刊共1面トップだったが、ひとまず日経を片手に……それら3点を端的に言うと、4年振りでもあるゼロ金利政策金利を現在の0.1%を「ゼロから0.1%」に引き下げ、2点目の「長期緩和を約束…」云々は消費者物価上昇率が1%を中心に2%以下の見通しがつくまでゼロ金利を続けることで、「資産買い取り」は国債やCP、社債といった有価証券等を1年がかりで買い取るという。
 しかし、昨日のNY外為で一時1ドル82円台にまで円高が進んでしまったようで、つれて今日の東京外為も83円10銭近辺で推移している。日銀に言わせれば「特効薬かはわからないが、決して即効薬ではない」のだろうが、これでいやがおうにも米FRBの出方に注目が集まり、次はFRBも追加緩和のカードを切ってくるという観測で、またドルが売られ円高傾向になっているのだろうと思う。