みづえさん目当てのCATV『ドリフ大爆笑』録画進行中。

 「もお〜山川君、あれからまた難しい話のオンパレードじゃないっ! やれナントカ法とか、やれワケわかんない横文字とかさあ〜? たった今も為替の話ィ〜!? ねえ、わたしはもうどっか行っちゃったの!?山川君の中にわたしはもういないの!?」…という感じの高田みづえさんの御講評をもらうのも次なる「夢」のひとつだが(!?)、いやいやそんなことないよ(!)、むしろ真逆だよ(!)、いや、そればかりか事実誤認も甚だしいよ(!)…って言える複数の取り組みがある。
 中でも大きいのが6月23日のみづえさんの誕生日にも既述したこと、2年前からCATVマイテレビを導入しての『ファミリー劇場ドリフ大爆笑』再放送の録画で、先月8月から再度1977年(昭和52年)の記念すべき第1回からスタートしている。そして第3回目でデビュー曲『硝子坂』を持ち歌に「『大爆笑』デビュー」……余談だが、『硝子坂』を歌う際みづえさんの取った行動が忘れられない。
 「ええっ!何なのよ山川君?もうあれから33年経つってのに、今更そんなにあらたまって…」
 「歌い始める前と歌い終えた後に1回ずつ丁重に一礼してたじゃないですか。あれは流石だなって思いましたよ」
 「ああ、そういうこと? 山川君ってばよく見てるなあ〜!? あれはまだデビュー間もなかったから当然だと思って……わたしまた『ケッタクソ悪い』って思われたのかって思っちゃった…」
 みづえさんが事務所かどこからか言われてか、または自身で自発的にかどうかは知る由もないが、みづえさんが一途で純粋で生真面目な性格美人であることからして(!)十中八九後者だろう。当時『大爆笑』は土曜の『8時だョ!全員集合』と違って週半ば(もしかして当初から火曜?)の放送だったか、僕はまだ小学生で基本就寝は親の方針で20時ジャスト(現代にあっては信じ難いが!?)、『全員集合』こそ翌日が日曜の休日もあってか「“特例措置”で21時ジャスト」につき見ることができたが、『大爆笑』はそうもいかず結局後の82年(昭和57年)頃からようやく見られた有様だった。そういった事情があったにせよ……
 「一体誰やねん!そういうステキなみづえさんを『ケッタクソ悪い』思うた、70年代後半に大阪に住んどったケシカラン小学生のガキは!?」
 「そらアンタや!フフッ……でも山川君が見たっていうその時の『全員集合』は偶然チョット間が悪かったかもしれないわね。わたしもその時チョット虫の居所が悪かったのかもしれない…何せ『全員集合』は『大爆笑』と違って生だったもんネ……でもその時にわたしの歌気に入ってくれたって言ってたでしょ?……ホンマおおきに……ううん、ホントにありがとう」
 「いや、まあフレーズ&メロディー&アレンジの素晴らしさはさることながら……みづえさんが眩しく見えて『ええなァ』って思っちゃったかな、きっと」
 「フフッもう〜山川君ったら…!でもさ、今頃になってとはいえわたしのこと何かとえらくホメてくれるじゃない? 蒸し返すわけじゃないけど『ケッタクソ悪い』からスタートしたわたしが(?)…今日では『一途』『純粋』『生真面目』ときてトドメが『性格美人』……うれしい、ありがとう……でも若干買い被りかもよ!?」
 「それもこれも“罪滅ぼし”のつもりなんですよ。そういったあなたへの形容句はまだまだ探しますよ」
 「でも『魔性の男殺し』だけはやめてくれない?」
 「それはダメです」
 「もお〜」
 みづえさんも大阪場所開催のたびに来阪しては知らない間に大阪弁も身につけたかもしれないから、そういった感じで言って貰えたら僥倖だが……(!)。なおその「起死回生の1曲」(!!)が何なのかは全く思い出せないが、大阪府摂津市に住んでいた76年7月から79年8月(昭和51年から54年)のことだったのはハッキリしており、シングルジャケットを見るにまず『花しぐれ』と推測される(!)。
 そして今日の第9回目の再放送は、コントが皆無、しまい間際の「もしものコーナー」…歯医者の患者というエキストラ、待ちのソファーに座って痛そうに順番待ちというシーンしかなかったが、歌はリリース3曲目の『ビードロ恋細工』……ここでもうひとつ余談として、『ザ・ベストテン』『ザ・トップテン』といった歌番も先述の事情で殆ど見られなかったので、そういった歌の振り付けも見たいと思っての録画でもあるのだが、『硝子坂』や『ビードロ恋細工』を含めてどうも軒並み、みづえさんに関してはフリは殆どなかったようだ。『そんなヒロシに騙されて』くらいかもしれない。
 あと他の取り組みとしては、歌の自主トレ、つまり携帯音楽プレーヤーでリスニングとカラオケラジカセで練習、そしてたまに“本番”は勿論だが、こんなことも“掲げて”いる(!)。

 「あ〜っ!わたしってば♪とうとう〜来た〜ね〜と山川君の〜部屋〜の〜中〜♪思いっきり字余りの『硝子坂』の替え歌になっちゃって、山川君のお部屋にまでお邪魔しちゃってるのお〜? これって両方共こないだ取り上げてくれたCDジャケットね……どうやって作ったの?」
 「どうやってもこうやっても、デジカメに撮ってプリントアウトしただけですよ」
 「ってゆ〜か幾つか指摘……随分散らかってるなあ〜、整理整頓しなきゃダメヨ!」
 「はあ…」
 「あと“わたしの目の前”にあるのは湯沸しポット?」
 「そうです。象印の…」
 「メーカーはいいの。毎日ソコに置いたまま沸騰させてるの?」
 「ええ」
 「ええってねえ〜、わたしってば毎日々々顔面に湯気浴びまくりなわけ!? 火傷しちゃって顔ふやけちゃうじゃないのよ!」
 「すみません。整理整頓を兼ねて位置変えします」
 「お願いね……でもそうして山川君の力になってるのかなあ?」
 「なってますとも。かつて奈保子姉や桃子ちゃん、とろりんというファンだった面々はポスターがあったけど、あなたはひとまずこういった形をとらせてもらってます。いつも座る机の脇なんで、新聞読みの時も読書の時も、毎日々々みづえさんの“監視”付きという按配ですよ。これで何しててもあなたを忘れようがないでしょう?」
 「な〜る。まあ“監視”じゃなくて“見守ってる”ってことかな」
 ところで本題から外れる話になるが、今日大相撲秋場所の千秋楽で横綱白鵬が4場所連続全勝優勝&62連勝という金字塔を打ち立て、来場所はいよいよ全勝優勝回数&連勝記録で双葉山(8回&69連勝)を追い越してしまうかどうかということで持ち切りである陰で、松ヶ根部屋十両・松谷ともう1力士が野球賭博に関与していたことが発覚して来場所まで出場停止、つまりもう年内はOUTという遺憾な事態に、僕も言葉を失っている。
 そこで僕としては、僕ならではの再発防止策として兼ねてから考えていたこととして、当の2人に川柳もどきに言ってやりたい……「どうしても バクチやりたきゃ 競馬やれ!」
 パチンコや、まあ行くこともないだろうがカジノ等は人目があってやりにくかろう一方、競馬(あと競輪・ボート・オート等)なら買いに行きにくくても電投やPATまであるから、それで我慢って言ったら語弊があるかもしれないが……いや、既に競馬等をやってるなら、それを防波堤にして違法賭博には見向きもしない強靭な精神(?)を養っては如何かと言いたい!
 今年引退した元大関千代大海はいつだったか安田記念(G1・芝1600㍍・東京)でJRAにプレゼンターで招かれ、自身も馬券を買って楽しんだというし、僕も見に行った4年前の第51回有馬記念(G1・芝2500㍍・中山)……あのディープインパクト引退レース・引退式でも当時の横綱朝青龍も馬券を買った買わない云々は知らないが同様だった。
 違法賭博は後々何も語れまいが、公営ギャンブルとりわけ中央競馬、なかんずくG1レースなら当たり外れは別にして何年経っても人と語り明かすことだってできる筈だ。僕なんか中でも17年前の93年、第38回有馬記念に至っては、もう思い出すだけで涙があふれてくる(!)…当時好きだった馬5頭(トウカイテイオーライスシャワーウイニングチケットビワハヤヒデマチカネタンホイザ)の馬連BOX買いで10点、馬連4−13の3290円を取ったせいもあるが(?)、もう何をさておいても何に感動したといってトウカイテイオーに尽きる(!)…といった具合で、今もそういう人は結構多いらしい。
 とにかく、大阪の部屋に関することでこのほど処分を受けた親方にも言えることだが……これ以上おかみのみづえさんを悲しませないでほしいとだけ言いたい!