「21日の米国」が波乱要因か、大山鳴動して何とやらか…?

 今日の日経朝刊6面(レビュー&プレビュー)の「市場アウトルック」で、今週日本の金融・資本市場が3連休に次ぐ飛び石連休で3日間しか立会いがなく、中国も22〜24日が中秋節の連休に入る関係で、注目が米国21日(日本時間22日未明か)のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRBがどう動くかにかかっているという展望記事で持ちきりだった。そこでFRBがどう打って出るかまでは読みにくいが、追加金融緩和に出ればまたぞろ円高ドル安の流れ再開…されど米国各種指標は強弱入り乱れており、追加緩和のカードがまた温存もあり得ると、複数のシナリオが提示されていた。
 いずれにせよ今週の日本市場は米国のそれが何もなければ基本的に様子見気分、模様眺め気分が蔓延しアップダウンの範囲は限られよう。ただ得てしてそういった時の波乱要因はむしろ日米中ではなく、例えば欧州ユーロ圏とか、BRICs等の新興国に潜むものかもしれない。
…と言いつつ、僕的にはそういった懸念に次ぐ懸念は得てして取り越し苦労、考え過ぎで終わるパターンが殆ど、いわゆる「大山鳴動してネズミ一匹」で何事もなしとなる公算も大きい。